ビバーナム・ティヌスとは
ビバーナム・ティヌスは、真っ白な小花の集合体を枝の先にたわわに咲かせ、秋にはその花を結実させ小さな実をぎっしりと丸い形に実らせます。その彩のよさと育てやすさから日本ではよく親しまれており、切り花をする人の中でも人気の種類の樹木です。育て方に詳しくなくても誰もが1度は自分の庭にと憧れる樹木でしょう。ガーデニング初心者にもおすすめです。
英名 | ビバーナム・ティヌス |
学名 | Viburnum tinus |
和名 | トキワガマズミ |
科目 | レンプクソウ科、スイカズラ科/ガマズミ属、ウィブルヌム属 |
原産国 | 地中海周辺 |
ビバーナムは、樹高2~3mほどで若い枝は星状毛や腺点があって、ざらざらで灰緑色で古くなると灰黒色になります。葉は対生し細かい鋸歯がある卵型から広卵形で10cmほど、表面には羽状の葉脈がわずかに出っ張り凹凸が確認できるでしょう。花期は5~6月で白い花の花序を作り、晩夏から秋にかけて3~5mm程度の果実をつけ、最終的に晩秋の頃に表面に粉をふく時期がもっとも美味しいです。
ビバーナム・ティヌスに実がつかない?
実を毎年つけるとは限らない
ビバーナム・ティヌスは毎年花を咲かせますが実をつけるとは限りません。実をつけない理由は生育環境により成長に栄養を使い切ってしまうためです。ビバーナム・ティヌスは木自体をたくさん濡らしたり、水分の多い場所に晒したり、とにかく加湿しないことで実をつける準備ができるでしょう。みなさんの庭にあった水の量を意識してください。
ビバーナム・ティヌスが枯れた?それぞれの特徴と原因
ビバーナム・ティヌスはガーデニング初心者にもおすすめなくらい、育てるのが簡単な樹木なので、害虫や病気のトラブルについては、詳しい日本語のサイトがあまり見つけられません。ビバーナム・ティヌスの枯れる原因はその木の症状によって多少違ってくるので、その特徴と対策についてご説明します。
害虫が付着している場合
ビバーナム・ティヌスが枯れる理由の1つは害虫です。「サンゴジュハムシ」はシスプレー式の害虫駆除剤を使用し、「カイガラムシ」は風通しがよくなるように剪定をして対策をしましょう。もし見つけたら適切に対処することで健康に育ちます。虫は小さいので作業自体に根気と丁寧さが必要になりますが、一時的なもので済むでしょう。長期的な対応は特に必要ありません。