秋色アジサイの育て方!植え替えから剪定の仕方まで管理のコツを紹介!

秋色アジサイの育て方!植え替えから剪定の仕方まで管理のコツを紹介!

秋の花屋さんにはアンティークのような色のアジサイが出回ります。秋色アジサイと呼ばれる花です。ここでは秋色アジサイの育て方、増やし方、インテリアとしてのおすすめの使い方などを紹介していきます。美しい秋色アジサイの育て方は実は簡単です。

記事の目次

  1. 1.秋色アジサイとは?
  2. 2.秋色アジサイの特徴
  3. 3.秋色アジサイの育て方
  4. 4.秋色アジサイのある暮らし
  5. 5.まとめ

秋色アジサイとは?

秋色アジサイとはどんなアジサイでしょうか?秋色アジサイは秋に咲くアジサイではありません。初夏に咲いた普通のアジサイが、秋になってアンティークな色合いに変化したものをいいます。最近では秋色アジサイの花色が美しくなるように品種改良された園芸種も出回っています。

秋色アジサイの特徴

秋色アジサイは、上の写真のように同じ青でも深い青色、緑がかった青、紫がかった青というふうに、グラデーションが美しく、花の形もどこか中世の貴婦人のドレスを思わせます。秋色アジサイは、初夏のアジサイにはない気品があります。アジサイが持っている美しさにさらに深い味わいがプラスされた魅力が秋色アジサイにはあります。

アジサイの別名は「七変化」?

アジサイ本来の魅力も七変化という言葉に表れています。公園などのアジサイは、最盛期が終わると花が切り取られてしまいます。でも個人の家などで花を切り取らずそのままにしておけば、日がたつにつれ花色が変化します。梅雨の時期に、一つの株から濃淡の違う青色やピンクのアジサイが咲いているのもよく見られます。そんな性質からアジサイは「七変化」とも呼ばれています。

色が変わる理由

一つの株から、濃淡の違いだけでなく色まで違う花が咲くこともあります。光の当たり具合や気温の違いでも色が変わるからです。それにピンクのアジサイを株分けしてもらってきたはずなのに、次の年に咲いた花は青だった、などということもあります。アジサイは土壌の㏗(酸性かアルカリ性か)によっても色が変わるからです。また、日にちがたつにつれ、鮮やかな色があせていきます。アンティークな色の秋色アジサイになり、そこでも様々な色が楽しめます。

なぜ、アジサイは数カ月も咲き続けるの?

アジサイの4枚の花びらに見えるものは、実は花びらではなく「ガク」と呼ばれる部分です。普通の花なら花びらの下にある緑色の部分です。アジサイの花は、ガクに囲まれた真ん中の小さな花芯のようなものです。アジサイは花びらではなく、ガクなので散らずに長く咲いて楽しませてくれるのです。

秋色アジサイの育て方

ここでは秋色アジサイの育て方を紹介します。アジサイは日本の風土に合った強い花木なので、育て方は簡単です。

育て方①適した場所

秋色アジサイを楽しむためには、育てる場所を考えましょう。強い日差しや雨があたる場所は、きれいな秋色にはなりません。色の美しさを出すために、鉢植えを室内に置いておきましょう。レース越しの窓際など、直射日光が当たらない明るい室内が最適です。地植えの場合は、強い光が当たらない半日陰の涼しい場所に植えましょう。

育て方②水やり

アジサイはたくさんの水を必要とします。鉢の土が乾いたら鉢から流れ出るほど水をやり、受け皿にたまった水は捨てるようにしましょう。

育て方③用土

アジサイは水はけのよい土を好みます。赤玉土と腐葉土を7:3で配合し、保水、排水、通気性のよい鹿沼土も加えることで、アジサイにとってよい環境の土ができます。

育て方④剪定

アジサイはそれほど剪定しなくてもよい木です。しかし大きくなりすぎるので、剪定したほうがよいでしょう。また剪定したほうが次の年に花をたくさんつけてくれます。ただし、剪定は次の年の花芽をつける前の7月頃にしましょう。時期を過ぎると花芽を切り取ってしまうことになります。秋色アジサイを鑑賞したい場合は半分だけ剪定するか、秋に剪定して1年おきに花を楽しむか、どちらかにしましょう。

育て方⑤肥料

秋頃、花後に化成肥料をあげましょう。花芽に栄養をあげることで、来年また美しい花を咲かせてくれます。

育て方⑥病気について

うどんこ病

アジサイの病気でよくあるものは、うどんこ病と炭疽病です。うどんこ病は、葉全体に粉をまぶしたように白くなります。風通しが悪いと発生しやすいので、地植えの場合は枝が密集したら剪定し、風通しを良くしておくことが大切です。炭疽病は高温多湿で発生しやすくなります。暗褐色の斑点ができ、次第に大きくなり穴が開いて枯れていきます。感染した葉は取り除き、薬剤散布をしましょう。

育て方⑦冬の管理

家の中で鑑賞していたアジサイは、花が終わったら戸外に出しましょう。もともとアジサイは外で育つ花木です。秋色アジサイを長く楽しむために部屋の中で育てる場合もありますが、気温が寒くならないと新芽がつかずに花が咲かないこともあります。外気に当てて、来年もアジサイが楽しめるように準備をしましょう。

育て方⑧アジサイの増やし方

アジサイは挿し木で簡単に増やせます。元気な若い枝を切り取って土に植えましょう。しばらくすると根が出てきます。挿し木に最適な時期は5月~7月、または9月です。なかでも梅雨の時期は湿気が保てるうえ、日照時間も長い時期なので生育には最適です。

育て方⑨植え替え

鉢植えのアジサイは、成長しすぎると根詰まりを起こします。1年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えは、アジサイが休眠する11月〜2月の時期に行いましょう。

次のページでは、秋色アジサイをインテリア雑貨などとして楽しむ方法をご紹介します。

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秋色アジサイのある暮らし

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