オオアラセイトウとは?その特徴や育て方を紹介!食べることもできる?

オオアラセイトウとは?その特徴や育て方を紹介!食べることもできる?

オオアラセイトウを知っていますか?ムラサキハナナとも呼ばれる外来種で、紫色のかわいらしい花を咲かせる植物です。繁殖力が強く、畑や道端などで野生のオオアラセイトウが見かけられます。そんなオオアラセイトウの特徴や育て方、おすすめの食べ方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.オオアラセイトウとは
  2. 2.オオアラセイトウの特徴
  3. 3.オオアラセイトウの育て方
  4. 4.オオアラセイトウの食べ方
  5. 5.まとめ

オオアラセイトウの特徴

畑や道端などで野生のオオアラセイトウを見かけられます。春になるとたくさんの花を付けるため、3月上旬~5月下旬にかけて美しい紫色の花を咲かせるのが魅力的な植物です。そんなオオアラセイトウの特徴を詳しくご紹介します。

オオアラセイトウの花

オオアラセイトウの開花期は長く、春になると次々と花を咲かせるのが特徴です。そのため、約3ヵ月間花を楽しめます。紫色の花は、昔から食用として利用されており、炒めものやおひたしにするのがおすすめです。

寒さに当てないと開花しない

オオアラセイトウは冬越しをする植物です。耐寒性が強く、寒さにしっかりと当てると、春にたくさん花を咲かせます。冬に室内で管理すると花付きが悪くなってしまうので、寒くても霜の当たらない屋外で育てるようにしましょう。

オオアラセイトウの葉

出典:写真AC

オオアラセイトウの葉は5cm〜6cmほどの大きさまで成長します。根元近くの葉には、深い切れ込みが入っている場合が多く、花の近くの葉は、縁が波打っており薄く毛が生えているものもあります。オオアラセイトウの葉は、若い葉が食用として使われています。

オオアラセイトウの種

オオアラセイトウの種は、絞ると油を採種できます。その油は、食用の菜種油として使用できます。種は黒色、大きさは2mm〜3mm程度で、ごまのような見た目をしています。また、こぼれ種からも次々と繁殖していく生命力の強さが特徴です。

オオアラセイトウの育て方

オオアラセイトウは育て方も簡単で、初心者にもおすすめの植物です。病気や害虫被害を受けにくく、耐寒性も強いので霜にだけ注意すれば冬越しができます。また、土質も選びません。そんなオオアラセイトウの置き場所から種まき、水やりや肥料の与え方などの育て方を詳しくご紹介します。

置き場所

オオアラセイトウは太陽の光がよく当たる場所が適しています。また、ジメジメとした環境が苦手なため、水はけや風通しのよい場所を選ぶのがポイントです。耐暑性が普通程度のため、夏場に直射日光が長く当たる場所は避けたほうが安心です。

冬の置き場所に注意

オオアラセイトウは寒さに強い性質をもっていますが、霜に当たると枯れてしまう恐れがあります。そのため、冬の置き場所には注意が必要です。鉢植えで育てている場合には、霜が当たらない場所に避難させます。地植えの場合は、種まきや植え付けをする時点で、冬の寒さを考慮した場所に植えてください。

用土

Photo byPexels

オオアラセイトウは、市販の草花用培養土で育てられます。また、自分で配合する場合は赤玉土に腐葉土を混ぜ込んだ用土を使用してください。水はけと水もちのよさを両方兼ね備えた用土がおすすめです。

種まき

Photo by frontriver

オオアラセイトウの種まきは秋に行います。また、寒冷地で育てる場合は涼しくなってきた8月中旬〜9月下旬でも構いません。用土に種を直にまいて、土を2mm程度かぶせてください。発芽まではたっぷりと水やりをして、乾燥させないように育てるのがポイントです。

花後の種子を採種しておく

オオアラセイトウは開花時期が終わると種子をつけます。その種子をしばらく放っておくと、茶褐色に熟してきます。種子が熟したらていねいに収穫し、秋の種まきの時期まで涼しい場所で保存してください。その種子から種を取り出し、種まきに使うことが可能です。

植え付け

Photo bysumma

植え付けに適した時期は9月〜11月です。霜が降りてしまわないように管理すれば、オオアラセイトウは冬越しできます。種から育てた場合は、葉が4枚になったら植え替えのタイミングです。市販の苗を植える場合は9月〜11月の間ならば、いつ植え付けても構いません。

水やり

Photo byElla_87

オオアラセイトウを地植えで育てている場合は、雨水のみで十分なため、水やりの必要はありません。鉢植えで育てている場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。水を与えすぎると、根腐れの原因となってしまうので注意が必要です。

肥料

Photo byJing

オオアラセイトウには肥料は必要ありません。肥料を与えていない道端や空き地でも、オオアラセイトウは自生しています。また、オオアラセイトウに肥料を与えすぎてしまうと、茎の部分だけが長く成長してしまい、花付きが悪くなる可能性があります。

土地が痩せすぎていたら植え付け時に元肥を与える

追肥は必要としませんが、地植えで育てるときに植え付ける場所があまりに痩せていると、うまく育たない恐れがあります。そのため、やせ地に植える場合には用土に緩効性の元肥を加えておくのがおすすめです。

病害虫

オオアラセイトウは野生でもたくましく育つ植物です。そのため、病気や害虫被害を受けにくく、育てやすい植物といわれています。

オオアラセイトウの食べ方

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まとめ

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