プランター栽培での育て方
ソラマメはプランターで簡単に家庭菜園で栽培できる野菜です。ここでは、プランター栽培の方法と、地植えで植えたときとの管理方法の違いなどを紹介していきます。
プランターの大きさ
プランターでソラマメ栽培をするにあたり大事なことはプランターの大きさです。小さいプランターでは植えられる数も少ないです。そのため、プランターで栽培するときは、大型の横が60cmあるものを使うようにしましょう。ソラマメは株間が必要な植物です。30cmの株間があるのが理想ですが、その半分の15cmでも育てることはできます。そのため、60cmのプランターであれば2株は栽培できます。
使用する用土
市販で販売している培養土を使うのが簡単です。この際、培養土に肥料が入っているかは確認しておきましょう。肥料が入っている場合は元肥の肥料は不要です。
使い終わった用土は捨てないで!
連作に向かないソラマメですが、市販の用土を使った場合、ソラマメの栽培時期が終わったあと用土を地面に広げて天日干しをして消毒をします。そうすることによって、再び用土が使えるようになります。
プランターへの植え付け方法
基本的には、地植えのときと変わりありません。ただし、プランターの底に水はけをよくするためにゴロ石をあらかじめ入れておきます。その上から土を入れ、ウォータースペースを除き、土をいれます。苗を植え付ける場合は、根鉢よりも大きめの穴を掘り、植え付けてください。その後、土をかけ軽く土寄せします。
ボタニ子
水やり
植え付け・種まき後は、プランターの底から水があふれ出るくらいたっぷりと水やりを行ってください。
プランター栽培の管理方法
基本的には、地植えで栽培しているときと同じ管理方法です。ただし、水やりのタイミングや頻度のみ地植えのときよりかは多くなるかもしれません。冬は乾燥気味に育てるのでそこまで気にしなくても大丈夫ですが、春になると土の表面が乾いていたら水をあげるようになります。プランター栽培の場合は水切れを起こしやすいので注意が必要です。
肥料はどこに与えるの?
地植えでは、畝の外に肥料をまいていましたが、プランター栽培の場合も、株から離れたところに肥料を与えます。肥料を与えたら、軽く土と混ぜてください。肥料を与えるタイミングなどは地植えのときと同じです。
害虫はアブラムシに注意!
プランター栽培の場合、市販で購入した新しい土を使うことが多いです。そのため、ヨトウムシなどどいった害虫は程度防げますが、アブラムシは違います。アブラムシはプランター栽培をしていてもやってきます。注意しましょう。
収穫したソラマメの保存方法
「ソラマメは3日も持たない」というふうに言われるくらい日持ちしない野菜です。収穫したあと、どんどん鮮度が落ちていきます。理想は3日以内で食べ切ることですが、家庭菜園などでたくさん収穫できてしまったら難しいですよね。ここでは、ソラマメの保存方法を紹介していきます。
冷蔵庫で保存
ソラマメがさやに入っている状態でしたら、ポリ袋などにいれて冷蔵庫での保存ができます。といっても、この方法で保存できるのは約3日前後です。
さやから出してしまったら?
さやから出してしまった、出ているソラマメはその日のうちに調理してしまうのがおすすめです。さやの中に入っていれば乾燥を防げますが、さやの中に入っていないと乾燥を防げません。そのため、さやに入っていないソラマメから優先的に調理するようにしましょう。
冷凍庫で保存
3日以上保存する場合は、冷凍庫がおすすめです。冷凍庫で保存する場合は、さやごとではなく、中のマメだけを冷凍します。生のままでも、茹でてからも冷凍できます。冷凍庫で保存した場合は日持ちの期間がぐっとのび、約1カ月は持つと言われています。
まとめ
ソラマメは、大型のプランターさえあれば簡単に家庭菜園を始められる野菜です。なによりも、本来植えるのは秋ですが家庭菜園できる野菜が少なくなってきた冬の季節に植え付けられる野菜です。収穫するまでには、少し日数がありますがぜひ、この機会にソラマメを家庭菜園の仲間に加えてみてはいかがですか?収穫できる時期になったら新鮮なソラマメがたくさん食べることができますよ!
種まきも地植えのときと同じです。間引きなどもタイミングも変わりありません。