ミラクルフルーツの冬越しの方法
ミラクルフルーツは日本では露地栽培ができない植物です。もし、夏の間などに外に出しているときは最低気温が15℃を下回らないうちに室内に入れ、明るく風通しの良い場所で管理してください。年間通して室内で管理している場合も、気温が15℃より下がらない場所で管理するのがよいでしょう。年中通して室内に置き、20℃~35℃の適温内で管理している場合は特に冬越しという意識は必要ありません。他の季節と同じように管理してください。
ミラクルフルーツの収穫
ミラクルフルーツの実は、オリーブの実によく似た形をしています。赤い色は外皮の色で、外皮は薄く、簡単に手でむけます。果肉の色は乳白色です。ミラクルフルーツの実を収穫するために、特に人の手で受粉する必要はありません。どうしても心配な場合は筆などを使って受粉させてもよいですが、通常はちょっと樹を揺すって花粉を落とす程度でも受粉します。また、ミラクルフルーツの株は雄雌の種類の別はなく、1本で結実します。
収穫時期の見分け方
実はミラクルフルーツは植えてから結実するまでが長い植物でもあります。通常は植え付けから4~7年ほどかかります。長くて10年かかった例もあります。木が成熟した後は育成温度を適温内で管理するようにすれば一年中開花と結実を繰り返します。そうでない場合は6月~11月に結実しますので収穫できます。ミラクルフルーツの収穫時期の見分け方は実の色を見ることです。実の色が緑から赤に変わってから1週間ほどたった頃に収穫するとよいでしょう。
ミラクルフルーツの増やし方
ミラクルフルーツは果実の真ん中に種が入っています。果実を食べた後にこの種を種まき用土にまけば、簡単に増やすことができます。発芽までは大体1か月程度かかります。これを10か月程度、温度に気をつけて育てた後、親株と同じ用土に植え付けてください。種自体は乾燥に弱いので、果実から取り出したすぐのものを使うようにしましょう。
まとめ
ミラクルフルーツは温度管理さえ間違えなければ観葉植物としても楽しめ、果実の収穫も楽しむことができます。何よりの魅力はそのマジカルな果実の効果ですが、ぜひ、いろんな種類の酸っぱいものを食べて試してみたいですね。また、果実を食べた後に出て来る種はそのまま種まき用土にまけば簡単に増やせます。種はいくらでもできますので簡単ですね。食べるときも、食べた後もぜひ、このマジカルなフルーツを楽しんでください。
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出典:写真AC