オリーブを挿し木で増やそう!ペットボトルを用いた密閉挿しの方法をご紹介!

オリーブを挿し木で増やそう!ペットボトルを用いた密閉挿しの方法をご紹介!

発根率が低く失敗することの多いオリーブの挿し木の中でも、成功率が高くペットボトルを使用し簡単に出来る密閉挿しのやり方についての記事です。オリーブの枝の剪定や水挿し、用土のやペットボトルの選び方、挿し木に適した時期がいつなのかなどのコツについて解説しました。

記事の目次

  1. 1.オリーブは挿し木で増やす?
  2. 2.オリーブの挿し木の時期
  3. 3.オリーブの挿し木の方法
  4. 4.ペットボトルを使ったオリーブの密閉挿し法とは?
  5. 5.ペットボトルを使った密閉挿しの注意点
  6. 6.密閉挿しで挿し木を成功させよう

オリーブは挿し木で増やす?

出典:BOTANICA
 

庭木としても人気の高いオリーブは、初心者にも育てやすい常緑高木の果樹で、銀色の美しい葉が目を引きます。種から育てると実の収穫まで15年かかり管理の仕方の難しいオリーブも、挿し木から育てれば、種から育てる場合よりも短時間かつ簡単に育てる事ができ、初心者にもおすすめです。続いて、オリーブの挿し木の適した季節はいつなのかについて解説します。

オリーブの挿し木の時期

Photo byleszek_kruk

オリーブの挿し木の時期は、成長期にあたる5月から7月が最適で、この季節に行う挿し木は「緑枝挿し(りょくしざし)」と言われます。また、2月頃のオリーブの枝が眠っている冬の時期も、挿し木に適しており、この季節に行われる挿し木は「休眠挿し(きゅうみんざし)」と呼ばれます。いずれの時期も他の時期と比べて成功率が高くなり、苗木をたくさん作りたい場合などにもおすすめです。

挿し木の発根するまでの期間

Photo byMonfocus

挿し木をしたオリーブから根が出るまでの期間は他の植物と比べ比較的長く、春夏の場合は2ヶ月程度、秋冬の場合は4ヶ月程度と言われています。挿し木の時期は夏や冬あるいは秋など、いつが適しているのかについては諸説ありますが、挿し木の根が出るまでの期間を考えた場合、秋や冬よりも春や夏の方がおすすめです。

オリーブの挿し木の方法

前述のように、オリーブ増やす場合種から増やすことは難しいため、挿し木が一番増やせる確率が高い方法です。ですので、ペットボトルを使った密閉挿しの解説の前に、まずは、地植えで一般的に行われるオリーブの挿し木の手順について解説しましょう。

方法その1:枝を切る

出典:BOTANICA

挿し木に使う枝は、その年に伸びてきた枝を使うことが成功させるコツとなります。勢いがありその年に伸びた枝を、挿し木に適した10cmから15cmの長さ剪定をしましょう。また、挿し木は1本だけで成功するとも限らないので、枯れることも想定し、念のため5本くらい用意しておくと良いでしょう。

方法その2:枝の切り口を斜めに揃える

挿し木となる枝を切った後は、切り口を斜めに揃える仕方が一般的です。切り口を斜めにすることで枝が水を吸収しやすくなり、用土にも刺さりやすくなります。なお、枝を切る際のナイフは清潔なものを使うようにし、土の中に入る部分の葉は取り除いておくことも忘れないようにしましょう。

方法その3:水につける(水挿し)

出典:BOTANICA

挿し木として使われる枝は、比較的水分の少ない末端部分であることが多いため、水挿しと呼ばれる水につけるやり方が必要となります。挿し木を成功させるためには、たくさんの水分を吸い込ませることがコツとなりますので、コップなどに水を汲み、数時間ほど枝をつけて置くようにしましょう。

方法その4:鉢に土を入れる

鉢に土を入れる際は、しっかりと湿らせておくことがポイントです。乾燥したところでも生育できるオリーブも、発根させるまではかなりの水が必要となります。発根させるまでは、市販の苗などで使用されているビニール製のものを使用すると良いでしょう。

方法その5:発根促進剤の使用

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オリーブの枝は根が出ないことが多いため、早くしっかりと発根させるためにも、枝の切り口に発根を促進させる薬剤を塗りましょう。発根を促進させる発根剤には「ルートン」や「メネデール」などといったものが市販されています。発根剤の毒性を気にする人も居ますが、成長し果実を収穫する頃には毒性も消えていますので問題ないでしょう。

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メネデールの特長と使い方!発根促進剤としての効果を詳しく解説!
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方法その6:鉢に挿し木を挿す

出典:BOTANICA

土に挿し木を挿す時は、木が倒れないように小さな穴を深く作ることがポイントです。割りばしなどを使用して、10cm程度の深さの穴を作るようにしましょう。挿し木を終えたら、できるだけ沢山の土を鉢に入れるようにし、枝が倒れないように仕上げます。土は少し硬いくらいでも大丈夫です。

方法その7:鉢を適切な場所へ置く

挿し木を挿した鉢は、日当たりが良くても直射日光の当たらない場所を避け置くようにしましょう。オリーブは日当たりの良い場所を好みますが、直射日光のような強い光は挿し木にとって強すぎます。室内で育てる場合でしたら、ライトの光での対応も可能です。また、まだ発根してない挿し木の鉢は、発根するまで半日蔭の場所に置くようにしましょう。

方法その8:水やり

出典:写真AC

挿し木が発根していない間は、水やりをこまめに行いましょう。培養土が常に乾かないように水を与えるのがポイントです。反面、水を1回でたくさんあげすぎると挿し木が腐ってしまいますので、「水やりは適量をこまめに与える」ということを心掛けましょう。

ペットボトルを使ったオリーブの密閉挿し法とは?

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ペットボトルを使った密閉挿しの注意点

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