クロサンドラの増やし方
クロサンドラは挿し木で簡単に増やせます。大きく成長した株を冬越しさせるよりも、挿し木で増やして新しい株に更新したほうが、美しい若葉や新芽を楽しめておすすめです。クロサンドラの挿し木に適した時期や方法をご紹介します。
挿し木の適期
クロサンドラは開花している時期であれば、いつでも挿し木が可能です。暖かい季節に挿し木を行うと根付きやすくなります。冬は休眠期に入っているため、挿し木をしても根が出ません。できれば9月までには挿し木をしておきましょう。
挿し木の方法
健康な枝を選び、先から5cm〜10cmほどの長さで切り取ります。下のほうの葉を取れば挿し穂の完成です。枝を切ったときに出る白い液が残ったままだでは発根の妨げになるため、きれいに洗い流してください。赤玉土などの挿し木用の用土に挿し、たっぷりと水を与えて発根を待ちます。
クロサンドラの品種
クロサンドラはインドや熱帯アフリカ、マダガスカルなどの暖かい地域に生息する植物で、耐暑性が強いのが特徴です。大正時代から日本で栽培され、今では約50種類のクロサンドラの園芸品種があります。そんなクロサンドラの品種をご紹介します。
かがり火
かがり火は、クロサンドラのなかでも人気の品種です。代表的なオレンジ色の花を咲かせ、ほかの品種に比べて花房が大きく育ち見応えがあります。地植えにすると1mほどまで草丈を伸ばしますが、鉢植えで剪定しながらコンパクトに育てるのも可能です。
スーパーキャンドル
スーパーキャンドルは、クロサンドラのなかでもとくに耐暑性の強い品種で、夏の花壇に欠かせない植物として親しまれています。茎が細くすらっと伸び、涼しげな印象があります。花が咲き終わった花穂は、麦のような見た目になるのが特徴です。
まとめ
クロサンドラの特徴や育て方、冬越しのコツや増やし方などをご紹介しました。ロウソクが灯ったような美しい咲き姿は、初夏から秋にかけて花壇を鮮やかに彩ります。葉のつやも魅力的で、室内で観葉植物として育てるのもおすすめです。そんな素敵はクロサンドラを、ぜひ育ててみてくださいね。
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出典:写真AC