イヌマキ(犬槇)とは
イヌマキ(犬槇)はマキ科マキ属の常緑針葉高木です。槇の木とも呼ばれます。学名はPodocarpus macrophyllusです。関東から沖縄までの温暖な地域の海岸近くの山地に自生します。
イヌマキの名前の由来
#コウヤマキ【北海道 #北海道大学】2016.6.5 面白い形の松(?)だなーと思ったけれど、自生しているやつを見たら多分、他の松と区別つかないだろうな^^; pic.twitter.com/0tviqLs3As
— kaedeの山野草アルバム (@ria_sanyaso) November 19, 2017
イヌマキの「イヌ」は下等であることを意味する言葉です。イヌマキの名前の由来は、2説あります。1つは、かつてスギを「真木(マキ)」と呼んでおり、スギよりも木材として劣るからだという説です。もう1説は、「ホンマキ」の別名を持つコウヤマキ(画像:コウヤマキ科コウヤマキ属)よりも姿形が劣るからだというものです。
実際には優秀なイヌマキ
しかし実際にはイヌマキの材は、シロアリの被害に遭いにくく湿気にも強いため、非常に優秀です。特に沖縄県では高級建築材とされてきました(後述)。イヌマキの材には独特の臭気があるため、クサマキ(臭いマキ)という別名もあります。この臭気はシロアリを防ぐのに一役買っているとのことです。
イヌマキの花言葉
針葉樹の花は地味ですね。#イヌマキ #広島県緑化センター #ひろしま遊学の森 #花 #針葉樹 #flowers https://t.co/RtRZKRin8m pic.twitter.com/powO4RaS8T
— ひろしま遊学の森 広島県緑化センター (@Ryokkacenter) June 12, 2019
イヌマキ(槇の木)の花言葉は、「色褪せぬ恋」「慈愛」です。「色褪せぬ恋」という花言葉は、冬の寒さのなかでも緑の葉を茂らせている姿に由来するといわれます。「慈愛」は古くから垣根(生垣)として使われ、潮風や砂から家を守ってくれる樹木だったことからきているのでしょう。
ボタ爺
本当は利用価値があるのに「イヌ」と名付けられたイヌマキはかわいそうじゃ。次項ではイヌマキの特徴をご紹介しようかのう。