エニシダ(金雀枝)とは?花言葉や香りなどの特徴や種類をご紹介!

エニシダ(金雀枝)とは?花言葉や香りなどの特徴や種類をご紹介!

箒の材料に利用され、魔女の箒にも使われたと伝わるエニシダ。初夏には甘い香りを放ち、蝶々のような黄色の花をたくさん咲かせます。黄色のほかにもオレンジや白色のエニシダがあるのをご存知ですか?今回はエニシダの花言葉や特徴、種類についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.エニシダとは?
  2. 2.エニシダの特徴
  3. 3.エニシダの種類
  4. 4.まとめ

エニシダの種類

Photo byHans

エニシダには赤花の種類もある

ボタニ子

ボタニ子

ここからはエニシダの代表的な種類をご紹介します。鉢植え向きのヒメエニシダ、頬紅をさしたような色が特徴のホオベニエニシダ、白く清楚な印象のシロバナエニシダなどがありますよ。

ヒメエニシダ(姫金雀枝)

  • 開花時期:4月~6月
  • 花色:黄

園芸店やネットショップでは「エニシダ」の名前で販売されていることが多く、本来のエニシダと混同しやすいのですが、花はエニシダよりも小ぶりで、鉢植え向きの園芸品種です。庭植えもできますが、本来のエニシダよりも耐寒性が低く、冬期は5℃ほどで枯れてしまいます。5℃以上の気温があっても寒風にできるだけ当たらない場所で管理します。庭植えした場合、樹高は1mほどまでなります。

ホオベニエニシダ(頬紅金雀枝)

  • 開花時期:4月~5月
  • 花色:黄色に赤色のぼかしが入る

エニシダの園芸品種の一つで、落葉低木に分類されます。黄色に赤いぼかしが入る花色が特徴的で、その様子が頬紅をさしたように見えることからこの名前がつけられました。花全体の赤味がより強いタイプもあり、別名「アカバナエニシダ」とも呼ばれます。

シロバナエニシダ(白花金雀枝)

  • 開花時期:5月~6月
  • 花色:白

純白の花が特徴の園芸品種です。エニシダより耐寒性は低く、冬に落葉します。樹高はエニシダ属のなかでも高いほうで3mほどまでなり、白い花をいっぱいに咲かせ、枝がしだれるような姿が印象的です。シロバナエニシダのうち枝が帯化(たいか)といって平たくなったものはセッカエニシダ(石化金雀枝)の別名で呼ばれ、生花に用いられます。

ボタニ子

ボタニ子

下の写真がセッカエニシダです。枝が個性的な曲線を描いてアクセントになりますね!

まとめ

魔女の箒にも使われたといわれるエニシダ。初夏にはかわいらしい花姿と鮮やかな花色で、見ているだけで元気を分けてもらえそうですね。寿命はやや短めではあるものの、暑さ寒さに強く管理しやすいので、ガーデニング初心者にもおすすめの庭木です。今年はエニシダをお庭に地植えしてみませんか?毎年2月頃から苗が出回りはじめますので、ぜひ園芸コーナーをのぞいてみてくださいね。

harumama
ライター

harumama

ガーデニングは初心者でよく失敗しますが、花が好きで庭にあれこれ種をまいています。最近は野菜にも手を出し始め、今年はミニトマトとゴーヤーのリベンジを狙っています!小学生の息子も土いじりが大好きなようで、先日苔玉を一緒に作りました。植物の生長が毎日のちいさな楽しみになれば、と思っています。

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