アンゲロニアとは?花言葉などの特徴や育て方をご紹介!開花時期は?

アンゲロニアとは?花言葉などの特徴や育て方をご紹介!開花時期は?

アンゲロニアは小さい花を春から秋にかけてたくさん咲かせ続ける熱帯植物です。夏の暑さに強く、乾燥にさえ気をつければ育て方も楽なので、初心者もガーデニングに挑戦できます。今回は、アンゲロニアの花言葉や特徴、育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アンゲロニアとは
  2. 2.アンゲロニアの特徴
  3. 3.アンゲロニアの種類
  4. 4.アンゲロニアの育て方
  5. 5.アンゲロニアの管理方法
  6. 6.アンゲロニアの増やし方
  7. 7.まとめ

アンゲロニアの育て方

出典:flickr

色々な種類のあるアンゲロニアですが、育て方は基本的に同じです。暑さに強く、湿度にも強いアンゲロニアは日本の夏に向いている園芸種になります。立ち性で茎丈が高くなる種類には支柱が必要です。水はけがよく水持ちもよい土と日光を好みますので、土の配合や日当たりのよい場所での管理などで、花の色も鮮やかになります。

育て方①種まき

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アンゲロニアは4月下旬~6月にかけて霜が降りる心配がなく、暖かくなる時期に種まきします。種まき用の培養土を育苗ポットに入れて種まきし、土はかぶせなくてもよいですが、かぶせるなら少量にしましょう。種まきをしてから発芽まで水分を切らさないように霧吹きなどで水やりをします。発芽温度は23℃くらいで種まきしてから発芽までおよそ1週間です。

育て方②水やり

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アンゲロニアは湿度を好む熱帯植物です。鉢植えの場合、土がしっかり乾いたのを確認してから下から流れ出すくらいたっぷり水やりをします。暑い季節は乾燥しすぎると葉の先が縮れてきますので注意しましょう。地植えの場合は雨での水やりで十分ですが、夏場の日照りが続く時期には土の具合を確認して水やりしてください。水持ちがよすぎる土壌には腐葉土をまぜます。

育て方③肥料

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アンゲロニアは長期にわたって花を咲かせ続けますので、その分肥料が必要になります。花をしっかり咲かせるためには、肥料を切らさないのがコツです。苗を植え付けるときに元肥としてリン酸を含んだ緩効性化成肥料をおき、その後は10日~2週間に1度、液体肥料をあげてください。固形肥料の場合は同じ種類を同じ量、1月に1回あげます。

アンゲロニアの管理方法

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アンゲロニアは日差しと水分を好みますので、ガーデニングで植える場合日当たりのよい場所を選びます。鉢植えは移動が可能なので天気や季節によって場所をかえましょう。丈夫な植物ですので、夏の西日や日陰をさければ、あまり神経質になることなく育てられます。耐陰性もありますが、花数が減りますのでできるだけ日当たりのよい場所で管理してください。

管理方法①植え替え

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原産国では多年草ですが、日本では冬越しせず1年草として扱われるので、基本的に植え替えず枯れたら抜きます。植え替えをする場合は1年~2年に1度、根の状態を見て、3月~4月の暖かい時期に行います。植え替えに使う土は、水はけがよすぎると乾燥するのである程度水持ちするように作りましょう。赤玉5割、腐葉土3割、ピートモス2割だと水持ちがよくなります。

管理方法②剪定

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次から次へと花を咲かせるアンゲロニアは、咲き終わった花茎を剪定すると風通しがよくなります。花が咲き終わったら脇芽を残して、3分の1か半分の丈まで剪定します。剪定は、咲き終わった花のカビ防止や、伸びすぎの転倒防止に効果的です。剪定してから数週間で脇芽からまた花芽が伸び、花が咲きますのでより花数が多くなります。

管理方法③冬越し

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アンゲロニアは耐寒性が低く、寒冷地での地植えでは冬越しはできません。温暖な地域でも5℃を下回ると冬越しできずに枯れてしまいます。鉢植えにして気温が下がる季節になる前に室内に移して、日当たりのよい場所で管理をすれば冬越しすることも可能です。冬越しする前に緩効性化成肥料を追肥しておくとよいでしょう。冬越し中の水やりは夏場よりは回数が減ります。

管理方法④病害虫対策

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アンゲロニアがかかりやすい病気は灰色カビ病です。風通しが悪くなることで発症します。ボツリヌス菌が起こす病気で普段は土の中に常在していますが、6月~7月や、9月~10月など長雨の季節になると風などで広まり、枯れた花などから感染します。害虫はアブラムシやナメクジです。どちらも発見しだい除去しましょう。ナメクジは夜行性なので夜のチェックが有効的です。

アンゲロニアの増やし方

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アンゲロニアの増やし方は二通りあります。種まきする増やし方と、挿し木する増やし方です。種は購入してもいいですし、花が終わった後花茎を剪定せずに種を作り、冬越しさせる前や枯れる前に収穫したものを使ってもいいです。挿し木は直接培養土に挿し発根を待つ方法と、水に挿して発根を確認してからポットに植える方法があります。

増やし方①種

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アンゲロニアは種まきから育てることが多いので種を作るのが増やし方の一つです。花が終わると剪定で花茎をカットしますが、種を作る場合はそのまま伸ばしておきます。種ができたら収穫し、春に種まきするまで風通しのよい冷暗所で保管しましょう。種は一度に多く発芽させられるのでたくさんの苗を作るのには効率がよい増やし方です。

増やし方②挿し木

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アンゲロニアのもう一つの増やし方は挿し木です。6月~7月に2節~3節を切り取ります。下の方についている葉は切り落とし、水に挿して吸い上げをさせます。その時に切れ味のよい剪定ばさみやカッターで繊維をつぶさないように斜めにカットするのがコツです。30分ほどしたら挿し木用の培養土に挿し、保湿を欠かさずに1カ月、明るい日陰で管理すれば発根します。

まとめ

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アンゲロニアの花言葉などの特徴や育て方、冬越しのしかたや増やし方などをご紹介しました。花言葉や一つひとつの花の形は個性的ですが、アンゲロニアはとても丈夫で育てやすい植物です。カラーバリエーションが豊富で、花茎の丈を選べるのでガーデニングに向いています。華やかで存在感があり夏の暑さにも強く、初心者にも扱いやすいのでぜひ育ててみてください。

ほおずき
ライター

ほおずき

最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました。観葉植物歴は30年以上です。食べ終わった種を埋めておいたら巨大化したアボカドやミカンなどを含めガジュマルやコウモリラン、トックリランやクワズイモなど、現在20鉢の観葉植物と暮らしています。挿し木で増やしたウツボカズラが新しいつぼをつけ始めました。

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