バードフィーダーの選び方と注意点
バードフィーダーを設置すると、掃除など面倒なことが増えます。「それでも庭に小鳥を呼んで観察したい!」という方はぜひ挑戦してみましょう。ここからは実際のバードフィーダーの選び方や注意点について説明します。バードフィーダーはいくつかのタイプに分けられます。タイプごとに見ていきましょう。
①吊り下げタイプ
木や建物の軒下に吊り下げるタイプです。多くは餌を筒や箱型のところに充填して、小鳥が下の穴から餌をついばむスタイルです。餌はヒマワリの種やシード類などを入れられます。餌が雨に濡れないのもメリットです。吊り下げるための丈夫な木や構造物があるということが、選ぶ際のポイントです。庭の木がまだ小さく、低すぎるような場合は吊り下げても小鳥たちが訪れないことがあります。
設置の注意点
釣り下げタイプの設置の注意点は、風が強い日は揺れてぶつかるということです。そのため、設置場所を考える必要があります。窓ガラスなどが近くにある場所は避けましょう。万が一、落下しても心配のない場所を選びます。
選び方のポイント
- バードフィーダーをぶら下げるような高い木や構造物がある
- 設置場所の周りにガラスやぶつかって壊れてしまうものがない
②地面に設置タイプ
おしゃれなデザインが多く、オーナメントがついているタイプもあるため、庭をおしゃれに見せてくれます。みかんやかきなど果物を置くスペースも十分あり、メジロなどを呼びたいときはこういったタイプがよいでしょう。餌や果物だけではなく、水も入れられます。水浴びする姿を見られるかもしれません。
設置の注意点
地面に近い場所ほど、小鳥たちにとってはハードルが高くなります。バードフィーダーの周りに木がある程度植わっていて、敵から身を隠せる環境がないと、警戒しておりてこないことが考えられます。また、フンや雨水、飲み残した水などが溜まりやすい構造をしているため、清潔面では特に配慮が必要です。
選び方のポイント
- ある程度の面積が庭にある
- 水浴びの様子なども観察してみたい
- マメな掃除が苦でない
③木に打ち付けるタイプ
いわゆる「巣箱」のようなデザインが多いのがこのタイプの特徴でしょう。果物などを餌にして置くことも可能です。バードフィーダーをそのまま巣箱にする可能性は、構造上や小鳥の習性上から鑑みても低いです。巣箱の穴から小鳥がひょっこり顔を出す愛くるしい姿を見て楽しめます。庭で営巣(巣を作ってヒナを育てる)の様子をイメージできるでしょう。
設置の注意点
その名のとおり、打ち付けてもバードフィーダーが落ちてしまわないような太い木があることが条件です。打ち付けずともワイヤーなどで木にくくりつける方法もありますが、どちらにせよあまりに細い木では安定した設置はできません。また、設置に手間がかかる点にも注意が必要です。木製のものが多いため、フンなどの清掃が大変でもあります。シーズンごとに買い替える使い方がおすすめです。
選び方のポイント
- 太く、背の高い木がある
- 小鳥の営巣にも興味がある
- 木に打ち付けるといった作業が苦ではない
ボタニ子
バードフィーダーのタイプを確認した後は、いよいよおすすめの商品をご紹介していきますよ!