ピラカンサとは?種類や実・花の特徴、基本の育て方を詳しくご紹介!

ピラカンサとは?種類や実・花の特徴、基本の育て方を詳しくご紹介!

ピラカンサはたわわにつく赤い実がかわいらしい植物です。育て方も簡単で、耐寒性もあるため冬越ししやすいのが特徴です。この記事ではピラカンサの植え付け方や植え替えの方法はもちろん、種まきや挿し木での増やし方までまとめてご紹介します。気になる剪定方法もご覧ください。

記事の目次

  1. 1.ピラカンサとは
  2. 2.ピラカンサの特徴
  3. 3.ピラカンサの育て方
  4. 4.ピラカンサの増やし方
  5. 5.ピラカンサの剪定
  6. 6.まとめ

ピラカンサの育て方

基本的にはピラカンサは丈夫で育てやすく、失敗しにくい種類の木になります。あまり難しく考えずとも順調に大きくしていくことができるでしょう。ここではポイントを絞って基本的な育て方を確認していきます。

育て方①用土

用土に関してはさほどこだわる必要はありませんが、日当たりがよく、水はけがよい環境を好みます。鉢植えの場合は赤玉:腐葉土が7:3~6:4程度に混ぜるとよいでしょう。庭植えの場合は水はけのよい場所を選び、掘ったところに腐葉土を混ぜ込んでやります。

育て方②植え付け

植え付けにおすすめの時期は成育が旺盛となる3~4月、または10~11月ごろになります。庭の中でも先述したように、水はけのよい場所を選び、根の2倍ほどの深さまで穴を掘り、そこに腐葉土を混ぜ込んで植え付けましょう。

育て方③水やり

耐暑性も高いため、ある程度の乾燥には耐えてくれます。庭植えの場合は基本的に水やりは不要です。ただし、猛暑の年や雨が全く降らず、地面がカサカサに乾いてしまっているようなときは適宜水やりをします。夏の水やりでは早朝か夕方に行うようにし、やった水の温度が上がって根などにストレスを与えないようにしましょう。

育て方④植え替え

鉢植えで育てている場合は、少しずつピラカンサも成長し、鉢の中が根でいっぱいになると根詰まりを起こし生育不良の原因となります。2年に1回程度は植え替えが必要です。1回り大きな鉢を用意し、用土をあらたに足して植え替えます。このときにバランスの悪い枝は剪定し、根を多少切り戻してやるとよいでしょう。

育て方⑤冬越し

耐寒性があるので大がかりな冬越しの必要はありません。実をたっぷりつけ終わる2月から3月にかけて、寒肥としてあぶらかすや化成肥料を与えてやれば十分です。ただし、鉢植えの場合は、限られた土からのエネルギーしか得られませんので、まめに肥料をやると花付き、実付きがよくなります。3月、6月、9月と定期的に施肥してやるのがよいでしょう。

ピラカンサの増やし方

順調にピラカンサを育て、例えば垣根などに使用していれば「ここにもう1本欲しい」と思うこともあるでしょう。「かわいらしい鉢植えをさらに増やしたい」と思うのも当然のことです。そんなときに、今あるピラカンサを活かした増やし方を「種まき」と「挿し木」の2つの方法でご紹介します。

増やし方①種まき

1つ目の増やし方は種まきです。実った実の中には種がはいっています。12月を過ぎてくると、ピラカンサの実は熟してきます。この時期の実を収穫し、中の種を取り出します。ぬらした脱脂綿などの上に置いて発芽させたものを少しずつ大きくしていきます。寒い冬の時期なので、若い芽が寒さにやられないよう温かな場所で育てていきましょう。当然、種まきから始めるので時間はかかります。観察する意味合いも持ちながら気長に行うと楽しめますよ。

増やし方②挿し木

続いての増やし方は、剪定して出た不要な枝などを利用した挿し木です。時期としては6~7月ごろがおすすめです。挿し木にする枝を選んだあとは葉を取り除き、根近い方の枝を斜めに切り落とし、水揚げを1時間ほど行います。十分に水揚げした後は用土に挿して発根を待ちます。植物成長調整剤などを使用すれば成功率はやや上がります。9~10月ごろに発根が確認できれば成功です。そのまま水やりを続け、大きくしていきましょう。

ボタニ子

ボタニ子

ピラカンサの育て方や増やし方をご紹介しました。最後は気になる剪定方法についてみていくことにしましょう。

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ピラカンサの剪定

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