フシグロセンノウの育て方!種から育てて、上手に増やすコツを紹介!

フシグロセンノウの育て方!種から育てて、上手に増やすコツを紹介!

フシグロセンノウをご存知ですか?名前のとおり、茎の節の部分だけが黒くなっているのが特徴で、朱色の鮮やかな花を咲かせる植物です。日本の固有種で絶滅危惧種にも指定されています。そんなフシグロセンノウの特徴や育て方、上手な増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.フシグロセンノウとは
  2. 2.フシグロセンノウの育て方
  3. 3.フシグロセンノウの増やし方
  4. 4.まとめ

フシグロセンノウの育て方

フシグロセンノウは野草に分類される植物で、日本の山地に広く自生しています。耐暑性や耐寒性が強いので、どの季節でも簡単に育てられるのが魅力です。フシグロセンノウの種まきからの育て方をご紹介します。

置き場所

日当たりのよい場所を好みますが、半日陰や明るい日陰でも育つのが特徴です。日当たりのよい場所で育てると、茎がしっかりとした丈夫なフシグロセンノウが育ちます。茎がヒョロヒョロと細く育っている場合は、日当たり不足の可能性があるので注意しましょう。

用土

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水はけのよい用土が適しています。市販の草花用培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合には、赤玉土と腐葉土にバーミキュライトを加えた用土を使用してください。

種まき

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種まきは2月に行います。地植えにする場合は、土を少し盛り上げて高くするのがポイントです。フシグロセンノウは成長とともに芽吹く位置が地上に高く上がってきてしまうので、あらかじめ土を盛っておきます。種をまいたあとは多めに土をかぶせ、水をたっぷりと与えて発芽を待ちます。

植え付け

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育苗ポットなどで種から育てた場合、植え付けは2月〜3月に行います。この季節は芽が少し出ているのが特徴です。若芽はとても繊細で柔らかくつぶれやすいため優しく扱ってください。植え付けのときは、芽を傷つけてしまわないように丁寧に土をかぶせるのがポイントです。

肥料

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肥料は元肥として、植え付けするときの用土に緩効性の化成肥料を施しておきます。その後、6月下旬までは油かすなどを株元に適量与えてください。開花が始まる7月上旬からは肥料をリン酸が多めのものを使用し、花がきれいに育つようにします。涼しい季節になったら固形肥料に変更し、10月下旬ごろまで与えましょう。冬は休眠期に入るため、肥料を与える必要はありません。

フシグロセンノウの増やし方

フシグロセンノウは「株分け」「挿し木」「種まき」の3つの方法で増やせます。それぞれのフシグロセンノウの増やし方に適した時期や方法は以下の通りです。

株分け

株分けに適した時期は2月〜3月のため、植え替えと同時に行うのがおすすめです。「根茎(こんけい)」という地下茎の部分に、3つほど芽がついているものを選び切り取ります。土に植えて、根付くまでたっぷりと水やりをしてください。

挿し木

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挿し木は4月〜5月に行います。若くて健康な枝を選び、枝の先端から5cm〜6cmの長さでカットします。下の方についている葉を切り取れば挿し芽の完成です。先端部分を使用する挿し木を「天挿し」といい、発根したあとの成長がよいのが特徴です。赤玉土など、挿し木用の用土を準備して挿し芽を挿してしっかりと固定します。発根するまでは水を切らさないように管理してください。

種まき

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フシグロセンノウは花が枯れた後に種子ができます。そのまま放っておいても「こぼれ種」でどんどん増えていきますが、好きな場所に植えたい場合は種を採取してください。種が乾燥すると上手に芽が出ない可能性があるので、採取したらすぐに種まきをするのがポイントです。

フシグロセンノウを上手に増やすコツ

  • 株分けは根茎に3つほど芽が付いているものを選ぶ
  • 挿し木にする枝は先端から切り取る
  • 種を採取したら乾燥する前にすぐ種まきをする

まとめ

フシグロセンノウの特徴や育て方、増やし方などをご紹介しました。フシグロセンノウは絶滅危惧種にも指定されていますが、ホームセンターなどで種や苗を気軽に購入して育てられる植物です。美しい咲き姿のフシグロセンノウをぜひ育ててみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

よろしくお願いします。

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