桜の種類・品種まとめ!それぞれの特徴や開花時期を一覧でご紹介!

桜の種類・品種まとめ!それぞれの特徴や開花時期を一覧でご紹介!

「桜」は日本を代表する花として有名な植物の1つです。しかし、「桜」とひとえに言ってもたくさんの種類や品種がありますよね。そこで今回は、桜の種類と主な品種をピックアップし、それぞれの特徴や開花時期とおすすめの桜の穴場スポットを合わせてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.桜とは?
  3. 3.桜の主な呼び方
  4. 4.桜の種類
  5. 5.桜の品種:早咲きの桜
  6. 6.桜の品種:遅咲きの桜
  7. 7.おすすめの桜の穴場スポット4選
  8. 8.まとめ

桜の種類⑥タカネザクラ(高嶺桜)

タカネザクラ(高嶺桜)は濃いピンク色や淡いピンク色、白に近い花を咲かせる遅咲きの一重桜で、北海道から中部地方の山地に生息しています。タカネザクラは主に標高1000m以上の山の上に多く生息しているため「高嶺桜」と名づけられ、別名「ミネザクラ」とも呼ばれています。

開花時期は5月中旬〜6月中旬にかけて

花の特徴

  • 花の直径は約2〜3cm
  • 花びらは5枚で、先端に切れ込みがある
  • 雌しべ・雄しべは白や黄色、ピンク色
  • 萼(がく)や萼筒(がくとう)が赤い

葉っぱの特徴

  • 葉っぱの縁には欠刻状の鋸歯(きょし)がある

樹の特徴

  • 樹高は最大約10mくらいでやや低木
  • 樹皮は紫がかった暗い灰色で少し光沢がある

桜の種類⑦ヒカンザクラ(緋寒桜)

ヒカンザクラ(緋寒桜)は、濃いピンク色から白に近い花を咲かせる一重桜で、主に沖縄や鹿児島などの暖かい地域に生息しています。ヒカンザクラは寒い時期でも緋色(ひいろ)の花を咲かせていたことから「緋寒桜」という名前がつけられました。沖縄ではお正月頃に花芽がつくこともあるため、早咲きの桜としても有名です。

開花時期は1月下旬〜3月の下旬にかけて

花の特徴

  • 花の直径は約1.5〜3cmでやや小さい
  • 雌しべ・雄しべは黄色や濃いピンク色
  • 花びらは5枚で丸っぽく、縁に細かい切れ込みがある
  • 花がベルのような形で、下を向いて咲く
  • 花びらは散らず、萼についたまま落ちるため桜としては珍しい

葉っぱの特徴

  • 葉っぱは少し細長く、縁には鋸歯がある

樹の特徴

  • 樹高は最大約10mくらいでやや低木
  • 樹皮は暗い紫がかった茶褐色で、横筋が入っている

ヒカンザクラは読み方が「ヒガンザクラ(彼岸桜)」とも似ているため、「カンヒザクラ(寒緋桜)」とも呼ばれています。

桜の種類⑧マメザクラ(豆桜)

マメザクラ(豆桜)は、淡いピンク色から白に近い花を咲かせる遅咲きの一重桜で、東北から中部の山地に生息しています。マメザクラの名前の由来は、木がやや低木で、花や葉っぱも他の桜に比べて少し小さいことからきています。別名「箱根桜」や「富士桜」とも呼ばれています。

開花時期は3月下旬〜5月上旬にかけて

花の特徴

  • 花の直径は約1〜2.5cmで小さい
  • 花びらは5枚で、先端に切れ込みがある
  • 雌しべ・雄しべは白や黄色、淡いピンク色
  • 花は下を向いて咲き、咲き始めの淡いピンク色から徐々に白へと変化する

葉っぱの特徴

  • 葉っぱは小さく、縁には欠刻状の鋸歯がある
  • 花の開花と同時期くらいに葉っぱも生えてくる

樹の特徴

  • 樹高は最大約8mくらいで低木
  • 樹皮は紫がかった茶褐色で、浅い割れ目や横筋が入っている

桜の種類⑨チョウジザクラ(丁字桜)

チョウジザクラ(丁字桜)は白から淡いピンク色の花を咲かせる一重桜で、東北から九州地方の山地に生息しています。チョウジザクラの名前の由来は、花を真横から見た形が逆さにした「丁」という漢字に似ていることからきています。

開花時期は3月下旬〜5月上旬にかけて

花の特徴

  • 花の直径は約1.5〜2cmで小さい
  • 花びらは5枚で、先端に切れ込みがある
  • 雌しべ・雄しべは白や黄色、黄緑色
  • 萼は黄緑色や淡いピンクで、萼筒が長い
  • 花は下を向いて咲く

葉っぱの特徴

  • 葉っぱの縁の欠刻状の鋸歯があり、鋸歯の先端が赤い
  • 花の開花と同時期くらいに葉っぱも生えてくる

樹の特徴

  • 樹高は最大約8mくらいで低木
  • 樹皮は灰色や茶褐色で少し光沢があり、横筋が入っている

桜の種類⑩ミヤマザクラ(深山桜)

ミヤマザクラ(深山桜)は白い花を咲かせる遅咲きの一重桜で、北海道から九州・四国地方の山地に生息しています。ミヤマザクラの名前の由来は、各地域の山奥に多く生息していることからきており、白い花が咲くことから別名「シロザクラ」とも呼ばれています。

開花時期は4月下旬〜5月下旬にかけて

花の特徴

  • 花の直径は約1.5〜2cmで小さい
  • 花びら5枚で丸い
  • 雌しべ・雄しべが長く、色は白や黄色
  • 花は葉っぱがしっかり生えた後に開花するため、桜としては珍しい
  • 1つの枝先に対して6〜10輪くらいの花が房のようにまとまって咲く

葉っぱの特徴

  • 葉っぱの縁には欠刻状の鋸歯がある

樹の特徴

  • 樹高は最大約15mくらいでやや高木
  • 樹皮は紫がかった茶褐色で、横筋が入っている

次のページでは桜の品種として、ソメイヨシノ(染井吉野)・カワズザクラ(河津桜)・フユザクラ(冬桜)・フダンザクラ(不断桜)・コヒガン(小彼岸)・トウカイザクラ(東海桜)をご紹介します。

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桜の品種:早咲きの桜

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