ヤブコウジの剪定と増やし方
美しい佇まいが大切なヤブコウジ。できたら定期的に手入れをして、長く楽しみたいものですね。剪定方法は意外と簡単なので、季節に合わせた手入れを行いましょう。剪定した枝は挿し木に使えるので、挑戦してみてください。
季節に合わせた剪定とは?
モサモサしてきたヤブコウジ。すっかり鉢が手狭に。来年は鉢分けか剪定が必要かもな pic.twitter.com/exNULfUN4Z
— shiro.momo (@shiromomo) May 3, 2018
年間を通して剪定が可能なヤブコウジですが、株が弱るのを防ぐためにも夏は避けたほうがよいです。一番適した時期は3~4月で、この間に大きい剪定を済ませておくのがおすすめです。秋頃には形を整える程度に抑えることで、冬に美しい姿が楽しめますよ。
ボタニ子
ヤブコウジの増やし方①挿し木
一時はどうなるかと思ったパーティラナンキュラの挿し木。葉の色が悪くなったので、培養土に植え替えた。根はほどよく出ておりシュートまで生えていた。かわいい。隣は冬に採ってきたヤブコウジ。水栽培でゆっくり成長している。 pic.twitter.com/0JTlFssTql
— K318Ci (@K318Ci) June 4, 2017
剪定した枝を挿し木にしてみましょう。時期は4~6月頃がよいですよ。枝を3cm程度になるように切り出したら、植え付け用の土にさして、しっかり水やりをします。風が当たらないような日陰で管理するのもポイントです。とくに斑入りの品種は自力で実を結ぶのが難しい品種なので、挿し木での増やし方がおすすめです。
ヤブコウジの増やし方②株分け
屋久島ヤブコウジ
— 野草 (@MitonoJitti) June 9, 2016
小鉢に植えた株が開花してくれた
真赤な実がつけば十両なり
正月が楽しみ pic.twitter.com/AvoV3lSYzL
鉢植えのヤブコウジは4~11月の間に、2年に一度を目安に植え替えを行います。一回り大き目の鉢に植え替えることで大株に育てることが可能です。このときに取り出した株を適当な大きさに分けてみましょう。地下茎を切り分けるようにするのがポイントです。この増やし方は斑入りの品種にも有効なので、ぜひ挑戦してみてください。
ボタニ子
晩秋になるとできる赤い実の中には、種子が入っているよ。それを取り出して植え付けてみるのもよいね。
苔玉を作ってみよう!
ヤブコウジの栽培方法のひとつに、苔玉があります。盆栽は難しそうと感じるときは、苔玉での育て方がおすすめです。インテリアになじみやすく、見ていて楽しい苔玉の育て方を簡単に紹介します。
用意するもの
- 苔
- ヤブコウジ
- 浅めの皿
- 土
- テグス、または糸
- 敷石(なくても可)
ボタニ子
敷石はなくてもかまいませんが、あるとよりおしゃれに演出できます。
苔玉の作り方
お正月っぽいの作ってます。その2.赤い実を愉しむヤブコウジの苔玉。https://t.co/aXxtFc38Qa #minne #minne新作 pic.twitter.com/jZyF0HcnCY
— 道草 michikusa (@warannahito) December 8, 2017
ケト土と赤玉土を7:3で混ぜ合わせて、土団子を作ります。団子を少しへこませて植物を置くようにします。土の周りに苔を貼り付けていき、糸で固定します。テグスを使うと目立ちにくく見た目がよくなります。
ボタニ子
たっぷりの水分と適度な日当たりが重要だよ。蒸れると植物が腐ってしまうので、とくに夏場は気をつけて!
まとめ
ヤブコウジは園芸初心者でも栽培がしやすい植物です。花壇や植木鉢のほか、苔玉でも栽培が楽しめるので、お気に入りのスタイルで育ててみてください。
株元から5cmの高さを目安に刈り込むと、上手に剪定できるよ。斑入りの品種ならば、斑が消えてしまった枝は取り除いてしまおう。