ウキツリボクとは?特徴的な花の概要や育て方のポイントを詳しく解説!

ウキツリボクとは?特徴的な花の概要や育て方のポイントを詳しく解説!

ウキツリボクは、花の咲かせ方や赤い色がランプのようで南国感あふれる植物です。開花時期が長く、暑さだけでなく寒さにも強いため、育て方も比較的簡単といわれます。そんなウキツリボクの特徴的な花の概要と育て方のポイントについてまとめました。

記事の目次

  1. 1.ウキツリボクとは
  2. 2.ウキツリボクの花の概要
  3. 3.ウキツリボクの育て方
  4. 4.まとめ

ウキツリボクとは

出典:写真AC

ウキツリボクは、吊り下がったランプのように見える赤い萼が特徴の熱帯性植物です。下向きに花が咲くのが特徴で、その見た目から南国の雰囲気が楽しめます。

ウキツリボクの基本情報

科名 アオイ科
属名 アブチロン属、イチビ属
分類 つる性、常緑、低木、多年草
草丈 20~150cm

ウキツリボクの原産地は南アフリカやブラジルで、アブチロンという植物の仲間です。アブチロンは寒さに弱いのですが、ウキツリボクは寒さにも強いのが特徴です。暑さに強いだけでなく耐寒性もあるので、比較的育てやすい熱帯性植物です。

ウキツリボクの花の概要

開花時期 6~11月
花の色 赤、黄色

ウキツリボクは南国感があふれる花の色や形が特徴的です。ランプのように見える赤い膨らんだ部分が萼で、その下から花を咲かせます。またウキツリボクは気温が10℃以上あれば冬でも花を咲かせられ、開花時期が長いことが特徴です。

花の色は2種類ある

出典:写真AC

ウキツリボクの花の色は赤と黄色です。ウキツリボクの雄しべと雌しべは花から飛び出しており、花が咲き終わると実ができます。ウキツリボクは実ができると開花が悪くなるため、種を必要としない場合は花が終わったら花がら摘みをしましょう。実は熟すと皮が破れて種が出てきます。

ボタ爺

ボタ爺

ウキツリボクのように実が熟すと裂けて種が出てくる果実を、さく果といいます。

ウキツリボクの名前の由来

出典:写真AC

学名 Abutilon megapotamicum
英名 Tyrolean lamp
別名 チロリアンランプ・アブチロン

ウキツリボクはぶら下がった花の咲かせ方が特徴的で、この特徴が名前の由来とされています。ウキツリボクを漢字で表記すると「浮釣木」となり、釣りに使用する浮きに見えるため、このような字になりました。

チロリアンランプという名で流通している

ウキツリボクの赤い膨らんでいる萼から花の咲かせる様子はランプのような形に見えることから、チロリアンランプという名で流通しています。英名の「Tyrolean lamp」もランプのように見えることが由来です。

属名の名前の由来は家畜の下痢止め

フリー写真素材ぱくたそ

属名の「アブチロン(Abutilon)」はアラビア語が語源でアブチロンにも由来があります。ウキツリボクの属するアブチロンは家畜の下痢止めの効果があるとされたため、分解して「a(否定)+bous(牡牛)+tilos(下痢)」となっているのです。

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ウキツリボクの育て方

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