春野菜⑤たけのこ
たけのこに花があるのか、と疑問に思う人も多いかもしれません。私達が食べているたけのこは、そのまま成長するると竹になります。竹には花が咲くのですが、開花の周期がとても長く、「120年に一度咲く」といわれているぐらい花が咲くことが珍しい植物です。
花言葉
竹にはいくつも節があることから「節度」「節操のある」という花言葉がつけられています。英語では「loyalty(忠誠、忠義)」「strength(強さ)」「steadfastness(不動)」「oprechtheid(誠実)」などの花言葉があり、まっすぐ伸びる竹は、海外では長寿や強さの象徴です。
特徴
私たちがよく目にするたけのこは、地下茎から伸びてきた竹の若い芽の部分です。土から出て日に当たるとえぐみが増すことと、すぐに成長してしまうこともあり、タケノコとして食べられるのは芽が出てからわずかな期間となっています。
旬の時期
たけのこの旬の時期は品種によって異なります。一番多く出回っている「孟宗竹(もうそうちく)」という品種は3月~4月、「真竹(まだけ)」や「淡竹(はちく)」などの品種は、5月ぐらいが一番おいしいとされる旬の時期です。4月には、いろいろなところでたけのこ堀りなどのイベントも開催されます。
春野菜⑥新タマネギ
春に旬を迎える新タマネギは、甘みが強くて柔らかいのが特徴です。通常の玉ねぎは、収穫してから乾燥させて出荷しますが、新タマネギは、収穫後すぐに出荷されるという違いがあります。
花言葉
タマネギの花言葉は「不死」です。由来については詳しくわかっていませんが、とてもインパクトの強い花言葉になっています。
特徴
新タマネギは、収穫後のみずみずしさがありますので、生で食べるのがおすすめです。普通の玉ねぎほど日持ちをしないので、大体2~3日以内には食べる必要があります。
旬の時期
新たまねぎの旬は3月~4月頃です。5月になると普通の玉ねぎとしての出荷が始まります。この時期だけしか手に入らないので、見つけたらぜひ食べてみてはいかがでしょうか。家庭菜園で育てられますので、育てる方法が気になる方は下記リンクを参考にしてみてください。
春野菜⑦ワラビ
春の山菜を代表するわらびは、その根からとれる澱粉がわらび餅にもなる植物です。全国の山野で自生しているので、身近なところでも収穫できます。
花言葉
わらびの花言葉は「不変の愛」「真面目」です。毎年変わらず同じところに割く修正が由来とされています。花は咲きませんは、花言葉を持つ珍しい植物です。
特徴
わらびはシダ植物の一種で、全体的に緑色か薄い紫色をしています。茎の上に小さ葉が3~5個丸くなってついているのが特徴です。名前の由来は諸説ありますが、燃やした藁ににていることから「藁火」とつけられたとされています。
旬の時期
春から初夏にかけて出てきた新芽の葉の部分を食用とします。あくが強いので、食べるときにはしっかりとしたあく抜きが必要です。地下茎になっている根茎からとれる澱粉(でんぷん)はわらび粉として使用されます。
まとめ
春野菜の花言葉と、その特徴や旬の時期を紹介してきました。野菜と花言葉は一見結びつかないかもしれませんが、花を咲かせる以上は花言葉が存在します。料理の験担ぎに活用してもいいですし、豆知識でその意味を知っておくだけでも楽しいのではないでしょうか。
出典:写真AC