オリヅルランの特徴と育て方!植え替え方法や株分けでの増やし方を解説

オリヅルランの特徴と育て方!植え替え方法や株分けでの増やし方を解説

オリヅルランは春から秋に園芸店やフラワーショップで見かける、人気の観葉植物です。白い小花やツルの先につける小さな子株が特徴で、スタンダードな鉢植えや・吊り鉢、暖地では庭植えできます。オリヅルランの育て方から植え替え方、株分けや増やし方まで詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.オリヅルランとは
  2. 2.オリヅルランの特徴
  3. 3.オリヅルランの育て方
  4. 4.こんなときはどうする?
  5. 5.オリヅルランの植え替えと株分け
  6. 6.オリヅルランの増やし方
  7. 7.オリヅルランの種類を紹介
  8. 8.まとめ

こんなときはどうする?

観葉植物

出典:Unsplash

吊り鉢にしたり寄せ植えにしたりするなど、オリヅルランは育て方や飾り方が楽しめる植物ですね。買ってきた鉢を置くだけで手軽に育てられる反面、気づいたら葉が茶色くなったり元気がなかったりして、困ったこともあるでしょう。観葉植物でよく見かけるトラブルとその対処法を紹介します。

トラブル①葉っぱが茶色くなった

葉が黄色くなったり茶色くなったりするのは、育てる環境が原因です。温度変化(特に低温)で葉先が茶色くなるのは、生理現象でもあります。葉の中程が茶色くなるのは、日光不足の場合が多いです。葉の根元から茶色くなるのは、水や肥料のやりすぎが考えられます。根詰まりや根腐れなど、株の状態をよく観察することも大切ですね。

変色した葉の整え方

  1. 茶色くなったところから、カットする
  2. または、根元からカットする
  3. 切った葉先を、鋭角に整える

トラブル②ランナーが出ない

ある程度株が成長してこないと、ランナーは出てこず花が咲きません。また、根腐れや根詰まりで株が弱ってしまったことが、原因の可能性もあります。品種によって成長のスピードに違いがあるため、環境を整えてじっくりと成長を待ちましょう。上の動画は根腐れした株の植え替えを紹介しています。根の整理の仕方や、植え替えや株分けの参考にしてくださいね。

オリヅルランの植え替えと株分け

成長の早いオリヅルランの鉢植えは、1年に1度の植え替えが最適です。上の画像のようにワサワサと葉が密集して、ランナーがびっしり増えてしまった場合は、株分けと植え替えを同時に行うとよいでしょう。寄せ植えにしたり、ハイドロカルチャーにしたりするなど、増やした小株を違う育て方で楽しむのもよいですね。

植え替えの目安と時期

オリヅルランの植え替え時期は、春5〜6月と秋9月〜10月上旬です。ポット苗の植え付けは、真夏と真冬以外ならいつでもできます。オリヅルランの株元から新芽が出て混み合っていたり、鉢底から根がはみ出したりしていたら、植え替えサインです。植え替え前は2〜3日水やりをストップすると、作業しやすくなります。

株分けと植え替えのやり方

株分けの手順

  1. ポットから苗を外して、余分な土を落とす
  2. 黄色い葉やランナーを切って、整理する
  3. 小株に分割して、不要な根をカットする

植え替え・植え付けの手順

  1. ポット苗は余分な土を落としておく
  2. 6号(直径18cm)の鉢に、小株を3〜5つ
  3. 鉢底石と用土を半量入れて、苗を仮置きする
  4. 深植えにせず、根がギリギリ隠れる高さに
  5. 株元の土を、しっかりおさえて植え付ける
  6. 水やりをして、明るい日陰におく

オリヅルランの増やし方

オリヅルランの増やし方は、株分け以外にもランナーから子株をとって育てる方法があります。冬12〜2月以外の時期ならいつでもできる、とても手軽な増やし方です。

増やし方①ランナーを採取する

  1. 子株の付いたランナーを根本から切り取る
  2. ツルから切り離して、子株を分ける
  3. 根がついていない子株を、水挿しにする

増やし方②ランナーを移植する

根が出ていない子株は水に浸けて根を伸ばしますが、根が付いている子株はそのまま植え付けることも可能です。株が小さいうちは、挿し芽用の培養土に植えるのがよいでしょう。

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オリヅルランの種類を紹介

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