チョコレートコスモスとは
甘くておいしそうな名前がついているチョコレートコスモスは、花全体がチョコレートでコーティングされたように茶色がかっているのが特徴です。見た目だけでなく花からほのかにチョコレートの香りがするという魅力もあります。開花時期がとても長く、ガーデニングや寄せ植えにもおすすめです。そんなチョコレートコスモスの育て方や増やし方などをご紹介します。
チョコレートコスモスの基本情報
科名 | キク科 |
属名 | コスモス属 |
形態 | 多年草 |
開花時期 | 夏咲き5月〜10月、冬咲き10月〜11月 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 弱い |
チョコレートコスモスの特徴
原産地はメキシコで球根植物に分類され、毎年花を咲かせる多年草です。花びらは一重咲きで開花時期が長く、チョコレートのような色や香りが楽しめる魅力があります。草丈は40cm〜70cmほどなので、寄せ植えにする場合は背の低い植物の後ろ側に植え付けるのがおすすめです。園芸用に品種改良されたチョコレートコスモスは、夏越しや冬越しも可能で育てやすいといわれています。
チョコレートコスモスの名前の由来
花びらが黒や茶色がかっていて、まるでチョコレートでコーティングされたような見た目をしているのがそのまま名前の由来になっています。また、見た目だけでなくチョコレートの香りがするのも特徴で、チョコレートの原料となっている「カカオ」の花でもチョコレートの香りがしないため、とても珍しいといわれています。
チョコレートコスモスの花言葉
チョコレートコスモスの花言葉は「移り変わらぬ気持ち」「恋の終わり」「恋の思い出」の3つです。茶色がかった花色はシックで落ち着いた雰囲気がある反面、花が枯れてしまったときや枯葉の色にも似ているため少しせつない花言葉がついているといわれています。そのため、贈り物やプレゼントにはあまり向いていないとされる植物です。
チョコレートコスモスの育て方
チョコレートコスモスは「短日植物」に分類される植物のため、昼間は日当たりのよい場所で日光をたっぷりと浴びて、夜は暗くて明かりのない場所で育てないとうまく育ちません。そのため室内ではなく屋外で育てるのがおすすめです。そんなチョコレートコスモスの植え付けや剪定方法、管理のコツなどをご紹介します。
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