アルテルナンテラとは
アルテルナンテラをご存知ですか?赤色やピンク色、黄色にオレンジ色など、カラフルな葉色を楽しめるのが特徴で、カラーリーフプランツとも呼ばれている植物です。育て方や手入れも簡単で、初心者でも育てられます。そんなアルテルナンテラの植え付けから水やりなどの管理や、上手な寄せ植え方法、挿し木での増やし方などをご紹介します。
アルテルナンテラの基本情報
科名 | ヒユ科 |
属名 | ツルノゲイトウ属、アルテルナンテラ属 |
和名 | アカバセンニチコウ |
別名 | アキランサス、テランセラ |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 弱い |
アルテルナンテラの名前の由来
アルテルナンテラは「アカバセンニチコウ」や「テランセラ」などたくさんの呼び名があります。アルテルナンテラという名前は「アルテルノ(交互に付く)」と「アンテラ(雄しべ)」という意味が合わさって付けられた名前です。アルテルナンテラの特徴的な咲き姿が名前の由来になっています。
アカバセンニチコウってどんな植物?
アカバセンニチコウは漢字で「赤葉千日紅」と表記され、名前のとおり「赤い葉」をもっています。「千日紅」というのは開花が長いという意味です。よく似た名前の植物に「百日紅(サルスベリ)」がありますが、サルスベリよりも開花が長いため「千日紅」と付いたといわれています。
テランセラってどんな植物?
テランセラはアルテルナンテラの別名として使われていますが、正しくは「アルテルナンテラ・フィコイデア」という呼び方が正しいとされています。葉が赤色や黄色に色付くのが特徴で、冬の寒さに弱く枯れてしまう場合が多いため一年草に分類される植物です。
アルテルナンテラの花言葉
アルテルナンテラの花言葉は「燃え上がった情熱」「熱すると冷める恋」「変身」です。秋が近付くと紅葉して葉が真っ赤に色付く様子に「燃え上がった情熱」という花言葉がぴったりですね。また、紅葉した葉も冬になると枯れ落ちてしまうので「熱すると冷める恋」という少し寂しい花言葉も付いています。
アルテルナンテラの特徴
アルテルナンテラにはたくさんの種類があり、ほふく性から立ち木性まで咲き姿もさまざまです。カラーリーフプランツとも呼ばれているとおり、葉の色が鮮やかで、年間を通して葉をつける常緑性の植物に分類されます。耐暑性には優れていますが、耐寒性が弱いため、日本の環境で地植えにすると、冬越しするのは難しいといわれています。そのため、冬は鉢に移し、室内の暖かい場所で管理するのがおすすめです。そんなアルテルナンテラの葉や花の特徴は以下のとおりです。
葉
秋になると葉が赤色やピンク色、黄色やオレンジ色の鮮やかな色に紅葉するのが特徴です。成長しても20cmほどにしかならないため、他の植物と寄せ植えなどに使用される場合が多く、花の減る季節に花壇に彩りを添えてくれます。しかし、耐寒性が弱いので冬の温度管理をしっかり行うのが重要です。
花
アルテルナンテラの中には、花を咲かせる品種もあります。開花期は10月〜12月で、寒くなってくる頃に開花するのが特徴です。色は白色のみで、ポンポンのようにまん丸の形をしています。大きさは1cmほどの小ぶりな花ですが、次々と開花し雪が積もっているような美しさが魅力的です。葉の付け根の部分に花が付き、鮮やかな葉色とのコントラストも人気があります。
ボタニ子
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