シラカシ(クロカシ)
分類 | ブナ科コナラ属 |
学名 | Quercus mysiniforia |
原産地 | 日本、朝鮮半島 |
高さ | 10~20m |
成長 | 早い |
シラカシは昔から防風・防火のための生垣として、また家を守る木としての意味を持つ木です。葉が目隠しにちょうど良く茂り、日当たりがよくなくても丈夫に育ちます。大きくなりやすいため、定期的な剪定の必要があります。樫の種類なので、秋にはどんぐりが実るのも特徴です。シラカシという名前ですが、幹が黒っぽいためクロカシという別名があります。花言葉は「勇気」「力」「長寿」です。
オリーブ
分類 | モクセイ科オリーブ属 |
学名 | Orea europaea |
原産地 | 地中海沿岸 |
高さ | 8m |
成長 | 早い |
オリーブはスモーキーがかった細長い緑の葉と、美しい樹形が魅力の木です。水はけのよい土質を好み、日当たりの良く風通しのよい場所に植えると良いでしょう。5~6月に白く小さな花が咲き10~11月には実を収穫することができます。実を塩漬けにして味わうことができるのも魅力です。剪定することで多くの実を収穫できるようになります。花言葉は「平和」「知恵」です。
月桂樹
分類 | クスノキ科 |
学名 | Laurus nobilis |
原産地 | 地中海沿岸 |
高さ | 10m |
成長 | 早い |
月桂樹は料理で使うローリエの葉の木です。花は小さな花の集合体が細長く咲き、秋には実をつけます。月桂樹は古代ギリシア時代から太陽神アポロンの木として「勝利」と「栄光」の意味を持っており、大変縁起の良い木です。葉は常緑のためハーブとしていつでも収穫でき、料理や虫よけなどに利用できます。原産地が地中海のため、厳寒地での栽培には不向きです。
小さい苗木と株立ちの違い
庭に木を植える時、小さい苗木かある程度育った株立ちを購入するか迷うと思います。苗の方が安価ですが、大きく成長させるのには時間と手間がかかり、木の形を思ったように育てることができない場合があります。シンボルツリーとして植えるならば、株立ちをおすすめします。シルエットが美しく育てられており、根付いてしまえば手間暇かけずに長い期間楽しむことができますよ。
手入れ
おすすめの常緑樹を紹介しました。どれも比較的育てやすく病害虫にも強い木ですが、天候の影響や日当たり、風当たりによって葉を落としてしまったり病害虫のトラブルが起きることがあります。早めに気づいて早めに対策することが大切です。葉の色が悪い、幹に白いものが付着している、黒っぽくなっているなどの症状を見つけたら薬剤などで治療してあげましょう。
まとめ
古い日本の家はほとんど常緑樹を生垣として植えられていました。庭木にも時代によって流行りがあり、昭和の時代の庭木は緑が濃く葉の厚みのある木が多く、少し暗く固い印象の庭木が多かったようです。今は明るくやわらかな印象の木の方が人気があります。常緑樹を中心に庭をつくるならば、落葉樹を周囲に配置してバランスをとると季節感が出て素敵な庭になりますよ。