ガーデニングで人気の矮性種
小型で場所をとらず、管理のしやすい矮性種はガーデニングでも重宝されています。庭のないアパートやマンションでも気軽にトライできるので、ぜひ矮性種の植物を育ててみませんか。人気の種類をご紹介します。
ガーデニングで人気の矮性種①トマト
家庭菜園で人気のトマト。生命力が強く栽培難易度はそこまで高くありませんが、芽かきや仕立てなど作業の手間がかかる植物です。また通常のトマトは茎がぐんぐん伸びてしまい、狭いベランダなどで育てるのは少し大変です。一方で矮性種のトマトであれば芽かきの必要がなく、種類によっては支柱自体不要なものもあり、とても簡単に育てられます。ある程度の大きさまで伸びたら成長がストップするので、限られたスペースで育てるのも簡単です。
ホームルビートマト/天理交配
ホームルビートマトは1mほどで成長がとまるため、小さなベランダでも簡単に育てられます。初心者は種からではなく苗を買って植え替えるのがおすすめです。草丈と同程度の長さの支柱を一本立てて、主枝を誘引してあげます。トマトは乾燥に強いので神経質に水やりを行う必要はなく、やや乾かし気味に育てた方がよいでしょう。
矮性トマトはアメリカがさかん
矮性トマトの品種改良は、日本よりもアメリカでさかんに行われてきました。欧米各国は日本と比較するとトマトの消費量が格段に多いという背景もあり、通常のトマト品種に比べて管理の手間が大幅に削減される、矮性種の開発・普及が進められてきたといえます。気になった方は、ぜひ海外の矮性種トマト栽培にもチャレンジしてみてください。
ガーデニングで人気の矮性種②ひまわり
ひまわりといえば、夏になると屋根に届かんばかりの大きさまで成長し、太陽のような大きな花を咲かせる花です。そんな堂々とした姿が夏の風物詩ともいえるひまわりですが、現在は50cmほどにしか成長しないかわいらしいミニサイズも流通しています。ベランダで簡単に育てることができ、収穫してブーケにしても華やかです。
グッドスマイル/タキイ種苗
タキイ種苗のグッドスマイルは、草丈が30cm~50cmとミニサイズのヒマワリです。花粉が出ないタイプなので、鉢や切り花を室内に飾っても部屋が汚れません。種をまいてから50~55日という速さで生育することも魅力のひとつです。
ミニひまわり 小夏/サカタのタネ
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サカタのミニひまわり「小夏」は、なんと世界最小クラスの20~30cmという草丈が特徴です。鉢いっぱいに咲き誇る姿は大変かわいらしく、大型のひまわりではなかなかできない寄せ植えにも活用できます。
ガーデニングで人気の矮性種③桃
「果樹は大きくなるから庭や畑がないと育てられない」とあきらめていませんか。接ぎ木処理がしてあれば、果樹でも鉢植えで育てられるものがあります。桃は花も大変かわいらしく、鑑賞にも適していておすすめです。
ボナンザピーチ(ドワーフピーチ)
ボザンナピーチは樹高30cmほどととても小さなサイズの桃の木で、プランター栽培が可能です。果実だけではなく、愛らしいピンク色の花も楽しめて一石二鳥です。
まとめ
背の低い性質を表す「矮性」。矮性種の植物なら庭などがなくても育てることができ、誰でも簡単にガーデニングが楽しめますね。果樹のように大きな植物でも矮性種が作られているので、ベランダや部屋の隅でもぜひ栽培にチャレンジしてみてください。
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