植栽の意味
「植」と「栽」の意味
まずは「植」と「栽」を分けて意味を確認しましょう。植栽と並べる場合の「植」は、種子や苗などの植物を地面に埋める、植え付けるという意味を表します。一方、植栽と並べる場合の「栽」は「植木をした場所」、また「植物の形を整える」の意味をもちます。
「植栽」の意味
ガーデニング用語としての植栽は、玄関まわり、庭、花壇に植えられる多種多様な植物を植え付けることを指します。「エクステリア」ともいいますが、この場合は植物だけでなく外に置いて楽しむ家具のことも含みます。
植栽帯や植栽工の意味は?
植栽帯や植栽工という言葉を聞いたことがあるという人もいるでしょう。例えば、自治体の広報紙などで「植栽帯造成」という言葉が出てくることがあります。この場合は「植物が植わっている場所をつくる」という理解で問題ありません。植栽工は、「植物を植えるときの導入方法」ということです。
植栽の使い方
ガーデニングで植栽の言葉を使うときは、ある計画をもとに草木を植え育てること、または栽培されている植物を指します。例えば「暴風を避ける目的で生垣を植栽する」「癒しのためにカラフルな庭に植栽する」などです。ガーデニング生活では多用しやすい言葉といえます。
植栽におすすめの植物
おすすめの植物①コニファー
コニファーは植栽に人気の高い植物で、常緑で剪定しだいで低木を保てる針葉樹の総称です。厳密には裸子植物が丸みを帯びた実をつけることから「コニファー」と呼ばれますが、狭義では日本で一般的に園芸用の植木の品種を指すことが多いです。世界的には数万種に及ぶ品種がありますが、植栽に用いやすい低木・常緑で生育するのは200種ほどといわれてます。シンボルツリーや生垣としても活躍します。
おすすめの植物②ベリー
花壇に植栽するなら、低木のベリー系もおすすめです。花壇まわりは、毎日のように水やりが必要なことも多く、億劫になる場合もあるでしょう。しかし、ベリーが実り始めると「いつ収穫できるか」と、観察が楽しくなります。日々の水やりも進んで行えるでしょう。ベリーが地面に落ちてしまう前に収穫可能で、おいしい状態で食べられます。花壇づくりが楽しくなるでしょう。
まとめ
植栽計画を立てるのは楽しいものです。上手に植栽するれば、毎日の手入れが簡単になったり楽しくなったりします。しかし、好みの植物だけを植栽してしまうと、後々「世話が億劫」と思ってしまうかもしれません。庭や玄関まわり、花壇の植栽に向いた植物を考えてから、植物を購入するのがポイントといえるでしょう。