ローレルとローリエの違いは?
ローレルとローリエは同じもの
ローレルはスペイン語、ローリエはフランス語の発音が語源となっており、意味に違いはありません。ちなみに、英語ではベイリーフ、日本語では月桂樹といいます。
ローレル(ローリエ)の意味
語源はラテン語の「Laudis」からきています。Laudisには賞賛という意味があり、古代ギリシャ・ローマではローレルの葉で作った冠が勝者に贈られていました。ちなみに、日本で有名な月桂冠という酒銘もLaurel Wreath(ローレルリース)から名付けられました。
月桂樹とは
月桂樹は、クスノキ科の常緑高木です。ヨーロッパの原産で、日本の気候にあう育てやすい植物ですよ。ちなみに月桂樹という呼び名は、スパイスとしての意味と、植物としての意味のどちらも同じ呼び方です。
ローレル(ローリエ)の使い方
ローレルの葉は、収穫したままの状態だと、苦味が強く出てしまうため、しっかりと乾燥させてから使用してください。そこでここからは、詳しい乾燥方法と料理への活用方法、料理以外の用途までみていきましょう。
ローレルの葉の乾燥方法
- ローレルの葉をきれいに洗います。
- 沸騰した鍋で軽く煮沸します。
- 取り出して水気を切ったら、直射日光が当たらない風通しのよい場所で干します。
- 葉がパリッと乾燥したら完成です。
料理の臭み消しや香りづけ
ローレルは香りが強く、肉や魚の臭み消しとして重宝されています。主にカレーやポトフなどの煮込み料理に用いられ、使用する際はローレルの葉を折り曲げて香りが広がりやすいようにします。
ローレルが粉末状の場合
ローレルの葉を細かく刻んだり、粉末状のものを使用したりする場合は、煮込み料理に使うのは避けましょう。粉末状のものは特に香りが強いため、ムニエルやレバーペーストなどに使用するのがおすすめです。
ローレル白湯
ローレル白湯は、朝に白湯を飲む方におすすめしたい使い方です。白湯にローレルを入れると、ローレルの爽やかな香りが漂って、癒しのひとときを演出してくれますよ。葉を1枚カップに入れて、白湯を注ぐだけなので、朝の忙しい時間でも簡単に作れて嬉しいですね。
入浴剤
ローレルの香りは、料理以外にもお風呂の入浴剤としても活躍します。ローレルの葉を細かく刻んで、ティーパックに入れたら自家製入浴剤の完成です。ただし、肌の弱い方や妊婦の方は、肌が荒れてしまう可能性もあるので控えるようにしてくださいね。
米びつの虫除け
ローレルの香りは、防虫対策としても効果的です。米びつにローレルの葉を2〜3枚入れておくと、コクゾウムシの発生を予防することができます。さらに、鷹の爪とあわせて入れるとより効果的ですよ。
ボタ爺
次は、ローレルを使ったおすすめレシピを紹介するぞ!今まであまり使ったことがない人も、せっかくの機会にローレルを使ってみてはどうじゃろうか。
長時間煮込み過ぎると、苦味が出てきてしまうため、長くても1時間程度で取り除くようにしましょう。