じゃがいもの収穫方法
じゃがいもの収穫のタイミングを見極めたら、いよいよ収穫です。収穫作業は家庭菜園で1番楽しい時間です。こちらでは、じゃがいもの具体的な収穫方法をご紹介していきます。
①試し堀りをする
じゃがいもを収穫する場合は、いきなり堀り上げるのではなく、上記でご紹介したポイントを目安にまずは1株試し掘りをしてみましょう。十分に芋が肥大しているのを確認してから、本格的に収穫を始めてください。
②外側から掘る
じゃがいもは、種芋を中心として半径30cmほどに実ります。そのため、いきなり茎の真下を掘ってしまうと、せっかくの芋を傷つけてしまう恐れがあります。まずは茎から30~40cmほど離れた場所にスコップを刺して徐々に内側を掘るようにしましょう。
③最後は手で彫り上げる
外側から徐々にスコップで堀り進めたら、最後は手で彫り上げます。最後までスコップを使うと、芋を傷つける可能性が高くなるので注意しましょう。茎が残っていれば茎を引っ張ると芋づる式に収穫できますが、土中に芋が残っているっことも多いので、丁寧に土をどけて収穫してください。
④掘り残しに注意
畑にじゃがいもを掘り残してしまうと、それが種芋となって芽が出てきます。このまま植えておくと、病気や線虫に感染する可能性が高くなるので、見つけ次第抜き取りましょう。そのまま放置すると、その後に無病の種芋を植えても病気が多発する危険があるので注意してください。
⑤収穫後は乾燥させる
収穫した後は、数時間そのまま土の上に置いて乾燥させます。その後さらに、風通しのよい日陰で1週間ほど乾燥させ、腐ってしまったものは取り除きましょう。土がついているからと水洗いしてしまうと、保存がきかなくなるので、絶対にやらないでください。
じゃがいもの上手な保存方法
収穫したじゃがいもは、適切に管理すれば数か月保存が可能です。収穫後に乾燥させた後は、段ボールやかごに入れて風通しのよい冷暗所に保管しましょう。陽が当たってしまうと、皮の緑化や芽が出て有害物資が出てしまうので注意してください。
秋じゃがいもの注意点
秋じゃがいもの収穫後は真冬を迎えます。冷暗所に保存をしておくと、場所によっては思いのほか温度が下がり、氷点下になってしまうこともあります。氷点下にさらされると、じゃがいもの中でデンプン質が壊れ、品質が悪くなってしまいますので注意してください。
まとめ
じゃがいもの収穫についてご紹介しました。年に2回収穫できるじゃがいもは保存がきくので、うまく栽培すれば1年中自家製のじゃがいもを食べられます。土の中からゴロゴロと芋が出てくるじゃがいもの収穫は、子供から大人まで楽しめますよ。育て方も簡単ですので、ぜひ栽培にチャレンジしてみてください。
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