アガパンサスとは?上手な管理のコツや増やし方など育て方をご紹介!

アガパンサスとは?上手な管理のコツや増やし方など育て方をご紹介!

アガパンサスは清涼感のある青紫色や白色などの花を咲かせる植物で、耐暑性が強く夏の花壇を涼しげに彩ってくれるのが特徴です。「愛の花」とも呼ばれており、愛にまつわる素敵な花言葉がたくさんついています。そんなアガパンサスの特徴や育て方、増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アガパンサスとは
  2. 2.アガパンサスの育て方
  3. 3.アガパンサスの増やし方
  4. 4.アガパンサスの病気と害虫
  5. 5.まとめ

アガパンサスの育て方

フリー写真素材ぱくたそ

梅雨が近付くと青色や紫色の爽やかな花を咲かせるのが特徴で、夏の花壇を涼しげに彩ってくれる人気の植物です。初心者にも育てやすく、寄せ植えやグランドカバーとしても利用されています。そんなアガパンサスの育て方をご紹介します。

育て方①置き場所

日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。日当たりの悪い場所で育てると、花付き悪くなってしまうのため注意してください。耐寒性がやや弱いので冬越しさせるには寒さや霜対策が必要です。鉢植えの場合は鉢ごと室内や軒下に移動させます。地植えの場合はビニールやバーグチップなどを利用してマルチングを行ってから冬越しさせましょう。

育て方②用土

Photo byPexels

水はけのよい用土を好みます。市販されている草花用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土を混ぜ込んだ用土を使用してください。地植えにする場合に地面の水はけが悪いようなら鹿沼土や軽石を加えてから植え付けるようにしましょう。

育て方③植え付け

Photo bysumma

植え付けは3月〜4月か9月〜10月に行いましょう。根がとても太く、深くまで育つため鉢植えよりも地植えがおすすめです。しかし、深さのある鉢を使えば鉢植えでも育てられます。自分の好みの育て方で構いません。地植えにする場合は株間を30cm〜40cm程度あけて植え付けてください。

育て方④植え替え

地植えの場合は、スペースの確保が難しくなったり株同士が込み入ったりしていない限り、とくに植え替えの必要はありません。地植えで育てているアガパンサスは、10年以上も植え替えなしで育てられるのが魅力です。しかし、花付きが悪くなるようならば一度掘り起こして弱っている根を切り取って手入れをしても構いません。

鉢植えの場合は根詰まりに注意

鉢植えの場合は根が大きく成長し、根詰まりを起こしやすいため2年〜3年に一度は植え替えが必要です。植え替えは4月〜5月か9月〜10月に行います。根を傷つけないように優しく掘り起こし、古くなった根や傷んでいる部分を切り取ってから、ひと回り大きな鉢に植え替えてください。

育て方⑤水やり

Photo byElla_87

南アフリカが原産の植物のため、やや乾燥した環境を好みます。地植えの場合は雨水のみで十分のため水やりをする必要はありません。鉢植えの場合、あまり水を与えすぎると土が多湿になってしまいます。根腐れなどを引き起こしてしまう恐れがあるため注意しましょう。やや乾燥気味に育てるのがポイントで、水やりは必ず午前中にしてください。

育て方⑥肥料

Photo byJing

肥料は与えなくても問題なく育ちます。市販の草花用の培養土で育てる場合は、元肥を施す必要もありません。しかし株を大きくしたい場合には4月〜6月と9月〜10月にかけて緩効性の置き肥を株元に施します。肥料の与えすぎは根腐れの原因となるため、規定の量よりも少なめに施してください。

育て方⑦花がら摘み

切り戻し剪定は行いませんが「花がら摘み」をしっかりと行うと、きれいな花を次々と咲かせてくれる植物です。花後に茎の根元からハサミで切り取り、不要な部分に栄養が吸い取られてしまわないようにしましょう。花がら摘みをすると花付きがよくなるだけでなく株全体も元気に保てます。

次のページでは、増やし方や病気と害虫をご紹介します。

次のページ

アガパンサスの増やし方

関連記事

Article Ranking