セイヨウニンジンボクとは?ハーブとしての特徴・効果や育て方を解説!

セイヨウニンジンボクとは?ハーブとしての特徴・効果や育て方を解説!

セイヨウニンジンボクは、漢字で「西洋人参木」と書き、主にハーブや胡椒の1種として使われている植物です。セイヨウニンジンボクという名前の通り明治時代に西洋から輸入されています。紫色の花を開花時期の夏から秋の時期に咲かせ、鉢植えなどでも丈夫に育ってくれる植物です。

記事の目次

  1. 1.セイヨウニンジンボクとは
  2. 2.セイヨウニンジンボクの効果
  3. 3.セイヨウニンジンボクの育て方
  4. 4.まとめ

③セイヨウニンジンボクの葉の効果

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セイヨウニンジンボクのハーブとして使える素材は種子だけではなく、葉もハーブティーなどにして使えます。ニキビや肌荒れを軽減するなど、種子とは少し違い肌に関係することに効果の期待できる葉です。穂のように咲いた花の下にまとまって葉があるので、それをいくらか摘んで使うと植物を弱らせることはありません。

効果を得やすいのはハーブティ

フリー写真素材ぱくたそ

セイヨウニンジンボクは、完熟した種子から成分を抽出してハーブティーを作ります。1株におよそ100ほどの種子を作るので、1株から約30杯ほどのハーブティーを作れます。小さじ1杯ほどの種子を砕いて熱湯に注ぎ、しばらくかき混ぜると完成です。うまくできると甘苦い独特の風味の紅茶になるというので、ぜひ試してみてください。

セイヨウニンジンボクの危険性

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セイヨウニンジンボクから作られたハーブティーは体によい効果をもたらしてくれるものですが、飲みすぎると体に異変を感じることもあるようです。継続して毎日飲み続けると、ニキビやめまい、胃腸障害などのさまざまな異変が現れる可能性があるといいます。そのため、飲む頻度は週に1回ほどがよいそうです。

飲み過ぎるとニキビができたり胃腸障害 めまいが出ることがありますので

そのときは量を控えてください。

セイヨウニンジンボクの育て方

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南ヨーロッパなどを原産地とするため、セイヨウニンジンボクは耐寒性を持っています。鉢植えでもぐんぐん育ってくれる初心者向けの植物で、とても丈夫です。開花は夏から秋と長く咲き、ひまわりなどと並んで栽培すると開花時期がそろって庭でかわいらしい姿を見られます。

育て方①置き場

セイヨウニンジンボクは日陰や湿度の高い場所を嫌います。そのため鉢植えの場合は風通しのよい場所に置くと、弱ったり虫がついたりということはあまりありません。元々がとても丈夫な植物なので置き場は自由がききますが、あまりにも日の当たらない場所だとどんどん弱ってしまうので注意が必要です。

育て方②用土

根をたくさん張って土壌に固定するので、基本的にどんな用土でも育ってくれます。しかし乾燥を嫌うため、砂状の用土やさらさらとした用土は避けたほうがよいです。鉢植えの場合は用土の中に水が閉じこめられるため、腐葉土や堆肥を混ぜるとすぐに用土が乾燥しません。

育て方③肥料

セイヨウニンジンボクは、特にたくさんの肥料を必要としません。しかし害虫がついたり株が弱っていたりと、植物に異変がある場合には肥料を追加するとよいです。肥料をやる時期は2月~3月と寒い時期に行い、ゆっくりと効き目のある「緩効性肥料」を少しずつ与えていきます。そうすると植物を弱らせることなく元気にできます。

育て方④水やり

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セイヨウニンジンボクは、用土が湿っている方がよく育ちます。植えてから1週間ほどは継続して少量の水をやり、完全に根を張ったのを確認したらしばらく水やりをやめても大丈夫です。その後は雨があまり降らない日や真夏日など、用土が極度に乾燥している日にあげるようにするとよいです。

まとめ

セイヨウニンジンボクは手がかからず丈夫に育ち、種子も葉もハーブティーにできる便利な植物です。湿気を嫌うため水やりは少なくし、置き場は風通しのよい場所にするとよいです。また婦人病など女性のトラブルに効果が期待できるので、ぜひ上手に育てて、ハーブティーの味を楽しんでみてください。

シロクマ
ライター

シロクマ

植物の中でも、多肉植物が特に好きです。 ゆるりとやっているので、よろしくお願いします!

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