基本の管理方法①水やり
ガザニアは乾燥にとても強いのですが、多湿にはとても弱い植物です。鉢植えの場合は土がしっかりと乾いてから水やりをしましょう。多湿にならなように注意してください。庭植えの場合は特に水やりは不要です。
基本の管理方法②日当たり
ガザニアは日当たりのよい環境を好みます。日光が足りないと花が咲かないので、日当たりのよい場所で育てるようにしましょう。1日を通してなるべく明るい場所(日陰になることがない場所)での管理が必要です。風通しがよいことも重要なので、管理場所には気をつけてください。
基本の管理方法③肥料
ガザニアを植え付ける時に、緩効性化成肥料を与えます。生育期の時期には追肥で液体肥料を与えるようにしてください。与えすぎると肥料やけする可能性があるので、生育期以外の時期には気をつけましょう。
ガザニアの育て方
では、ガザニアはどのような育て方をすればいいのでしょうか。ここではガザニアの育て方を紹介します。ガザニアを育てるうえで必要な作業や注意したいことをおさえて上手に育てましょう。
育て方①用土
ガザニアは多湿の環境がとても苦手なので、水はけのよい土を使用します。庭植えの場合、水はけの悪い土壌にはあらかじめパーライトなどを混ぜて水はけをよくしましょう。
育て方②植え替え
鉢植えの場合は成長に合わせて鉢を大きくしてあげましょう。植え替え時期は3月〜5月ごろが適しています。植え替えの目安は根詰まりです。根が成長しすぎて鉢の中でいっぱいになってしまうことを根詰まりといいます。鉢の裏をみると根が飛びでていたりするので、適度に確認するようにしましょう。
育て方③病気と害虫
植物の成長をさまたげる病気と害虫ですが、ガザニアにも気をつけたい病気や害虫があります。どのようなものがあるのか詳しくみていきましょう。
気をつけたい病気
ガザニアは「うどんこ病」と「葉腐病(はぐされびょう)」などに注意する必要があります。「うどんこ病」は、葉に白いカビが生えてやがて全体に拡がり枯れてしまう病気です。「葉腐病(はぐされびょう)」は、褐色の斑点が葉に広がる病気で、その名の通りやがて腐ってしまいます。この病気は多湿の環境が続くとどんどん悪化していきますので、日当たりがよく風通しのよい場所で管理し、病気の発生を予防しましょう。
気をつけたい害虫
ガザニアが気をつけたい害虫は「ハマキムシ」や「アザミウマ」です。「アザミウマ」が発生すると、花が奇形になったり開かないという被害が出ます。とても小さくて見つけにくいのでよく観察するようにしましょう。「ハマキムシ」は葉を食害します。放っておくと葉が全部やられてしまうので、見つけ次第捕殺しましょう。
育て方④切り戻し
ガザニアは葉が密集してしまったときなどに切り戻しをおこなってください。切り戻しをすることで通気性がよくなり、病害虫の予防にもなります。
ガザニアの増やし方
きれいな花を咲かすガザニアですが、ぜひ育てるだけでなくて増やすことにもチャレンジしてみてください。ガザニアの増やし方は主に、「株分け」「挿し木」「種まき」の3つです。それぞれの方法を解説します。
増やし方①株分け
ガザニアの増やし方のひとつが「株分け」です。株分けの方法は簡単で、根のついた茎を3芽〜4芽ずつ分けて増やしていきます。株分けをするときは植え替えのタイミングでするといいでしょう。
ボタニ子
次ページからは「増やし方②挿し木」を紹介します!
出典:写真AC