ココヤシの育て方!観葉植物として室内で上手に管理するポイントは?

ココヤシの育て方!観葉植物として室内で上手に管理するポイントは?

特徴的な丸い種から、すっくと伸びた葉が美しいココヤシは、インテリアとしても人気が高い観葉植物です。今回は、ココヤシの基本の育て方や、室内での管理方法をご紹介します。育て方のポイントを押さえれば、初心者でもチャレンジしやすい植物ですよ。

記事の目次

  1. 1.ココヤシとは
  2. 2.ココヤシの育て方
  3. 3.ココヤシの管理方法
  4. 4.まとめ

ココヤシの管理方法

気をつけたい病気や害虫

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

比較的育てやすいココヤシですが、気を付けなければならない病気や害虫もあります。元気なココヤシを育てるためにも、しっかりチェックしておきましょう。

害虫被害に注意

カイガラムシやハダニ、アブラムシに注意が必要です。葉の裏や茎についていないか、水やりのタイミングで必ずチェックしましょう。葉水を与えたり、水で湿らせたタオルなどで葉の表面や裏をふいてあげることで、ハダニの予防ができます。万が一害虫が発生してしまった場合は、そのままにしてしまうと枯れの原因になるので、市販の薬剤を散布するなどして対処しましょう。

炭疽病(たんそびょう)に注意

炭疽病は、カビが原因で発生する病気です。春~秋の気温が高い時期に多く、発症すると葉や茎に灰白色や黒色の斑点ができ、枯れの原因になります。土の水はけや風通しが悪い場合に発症するので注意してください。もし発症してしまった場合は治すことができません。そのため、症状のある部位を切り落とすことで対処します。

冬越しのやり方

温度管理の徹底を

ココヤシは寒さに非常に弱いため、冬越しには温度管理が大切です。暖房機器などを駆使し、室内は15℃以上を保てるようにしておきましょう。またビニールなどで、室内に簡易的な温室を作成するのもいいでしょう。

置き場所に注意

冬の置き場所の選び方ですが、寝室や廊下など、人が少ない場所は温度が低くなりがちなので、常に人がいるリビングなどがおおすすめです。また日が当たるからと窓際に置くのは、冬の間はやめておきましょう。冬の窓際は、結露や隙間風などで寒いことが多いので、逆にココヤシを痛めてしまうことになりかねません。

まとめ

出典:写真AC

ココヤシを室内で育てるポイントは、季節に応じての温度管理と、適切な水やりです。それさえできていれば、初心者でもチャレンジしやすい観葉植物といえるでしょう。ココヤシの特徴的な丸い実や大きな葉は、まさに南国ムードを演出するインテリアとしてぴったりです。夏を身近に楽しむことができるココヤシを、ぜひ自宅で育ててみませんか。

佐野美帆
ライター

佐野美帆

自然が好きで、よく郊外に遊びに出かけます。お茶の専門店で働いていた経験があり、紅茶を含むお茶全般とハーブの勉強をしています。また、日本文学分野での出版経験を活かし、神話や民間伝承と植物の関わりに特化した記事が得意分野です。

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