ミリオンバンブーの水栽培！施肥・水替えの仕方など管理のコツを紹介！

竹にそっくりな見た目をしていますが、ミリオンバンブーは竹の仲間ではなく「ドラセラサンデリアーナ」という落葉低木植物で、通称としてミリオンバンブーと呼ばれています。風水上でも縁起がよい植物とされており、運気を上げる観葉植物としても人気を集めています。育て方もさほど難しくありません。日常の管理やお手入れのポイントを押さえて育てれば、室内でも元気に成長してくれますよ。

「水栽培」「ハイドロカルチャー」と呼ばれる育て方は、鉢植えのように土を使って栽培する方法とは異なり、土の代わりとなる人工培土や水を使って栽培します。ミリオンバンブーは鉢植え以外に水栽培にも適した観葉植物です。水栽培では害虫被害も少なく、土で汚れる心配もないためお部屋で楽しむ観葉植物におすすめの育て方です。

• ミリオンバンブーの脇芽
• 容器
• 水
• ハイドロボール
• 液体肥料

水栽培では通常の鉢ではなく花瓶や空き瓶、ガラスのコップやペットボトルといった身近なものを使って栽培できます。透明な容器のほうが、水の汚れ具合や根の状態を確認しやすくおすすめです。土の代わりになるハイドロボールは、機能性の優れているものやインテリア性の高いものなどさまざまなものがありますが、保水性、通気性のあるものを選ぶとよいでしょう。

ミリオンバンブーは室内でも育てられる観葉植物です。耐陰性はありますが、極端に日光が当たらないような薄暗い部屋はミリオンバンブーにとってよい環境とはいえません。ミリオンバンブーは、レースカーテン越しのようなやわらかい日光が当たる暖かい場所を好みます。直射日光は葉焼けや枯れる原因になるため気をつけましょう。

水栽培はただ水を入れておけばよいかというと、そうではありません。健康に育てるためにはいくつかのポイントがあります。大切なのは適量の水を与えること、水をきれいな状態に保つことです。水が原因で枯れてしまうこともあるため、正しい方法を知ってより長くミリオンバンブーを楽しみましょう。

使用する水は水道水でも構いませんが、水道水に含まれている薬品はミリオンバンブーに悪影響を及ぼすことがあります。心配であれば24時間放置し、薬品を抜いたものを使うとよいでしょう。または市販のペットボトル水を使うのもおすすめです。なぜか枯れてしまう、元気がないという場合は水道水が原因の可能性もあるため、ペットボトル水に変えて様子をみましょう。

水はハイドロボールの1/5程度を目安に入れましょう。容器いっぱいまで水を入れてしまうと、根腐れを起こす原因になります。新しい水を追加するタイミングは、吸収されて容器の底に水がなくなってから2～3日後がベストです。まだ水が残っている状態で水を追加してしまうことも根腐れの原因になるため注意しましょう。

生育期の5～9月に週に1回程度、ハイドロカルチャー用の培養液、または液体肥料を薄めたものを与えます。水やりのタイミングで新しい水とともに入れてあげるとよいですね。休眠期の冬は基本的に肥料は必要ありませんが、元気がない場合は必要に応じて与えましょう。