エゴノキの剪定
エゴノキは手入れをせずに放っておいても、自然と樹形が整うタイプの庭木です。成長速度も早すぎないため、樹形の管理はさほど難しくありません。樹高を止たい場合や、風通しをよくして病害虫の予防するためなどの目的で剪定を行うとよいでしょう。エゴノキの剪定方法のコツをご紹介します。
ボタ爺
剪定時期
エゴノキの剪定時期は、11~3月頃の落葉期です。この時期は、落葉して枝についた花芽がよく見えるため、剪定していい枝と残すべき枝が、初心者にもわかりやすい時期になります。花芽ができるのは7~8月頃なので、この時期の剪定は必ず避けましょう。樹勢を弱めるだけでなく、翌年の花が咲かなくなることもあります。
剪定方法
自然樹形が美しい庭木なので、強い剪定は行いません。エゴノキの剪定方法は、混みあった枝を取り除く「間引き剪定」で、枯れている枝や、風通しや日当たりを悪くしている枝を切ります。このとき枝の途中で切ってしまうと、その部分からまた新梢がいくつも出てきてしまうため、必ず枝の付け根で切るようにしましょう。
ボタニ子
初心者で剪定方法に自信がない場合は、まずはすべての葉に日がしっかり当たるようなイメージをしてみてください。混みあった枝を見つけやすくなりますよ!
エゴノキの剪定のコツ
- 自然樹形が特徴の庭木なので、強い剪定ではなく「間引き剪定」を行う
- 枯れた枝や風通しを悪くしている枝など、不要な枝のみを切る
シンボルツリーとしてのエゴノキ
可憐な花姿と小さな葉、繊細で自然樹形の株立ちが魅力的なエゴノキは、シンボルツリーとして人気があります。和風洋風どちらの雰囲気にも合うため、素敵な庭造りに一役買ってくれるでしょう。シンボルツリーとしてのエゴノキの植栽例を見てイメージを膨らませてみてください。
和風の家に植える
エゴノキは元々日本に自生する落葉樹のため、和風の雰囲気の家によく合います。シンボルツリーとして門扉や玄関まわりに植えれば、爽やかにお客様をお出迎えできるでしょう。落ち着いた和の雰囲気に、エゴノキの楚々とした花が一段と映え、息をのむような美しさを感じさせてくれます。
洋風の家に植える
小さな葉と、自然樹形のエゴノキは、洋風の庭造りにも人気があります。愛らしいベルのような花が、洋風の家をより魅力的に演出してくれるでしょう。主張が強すぎない庭木なので、ナチュラルな雰囲気を好む人にも最適です。フェンスの側にさりげなく植えれば、お客様を呼び込むベルのようにも見えます。
窓際に植える
窓からよく見える場所にエゴノキを植えれば、部屋の中からの眺めが変わります。リビング前や寝室など、お気に入りの窓の側に植えてみましょう。夏は日差しを遮り涼しく、冬は落葉するため日が差し込み暖かくしてくれます。窓から見える満開の花は、部屋の中にも清々しさを運んでくれそうです。
まとめ
初夏に満開に咲き誇るエゴノキの花は、見上げる人を幸せな気持ちにしてくれます。エゴノキの特徴であるベルのような花は愛らしく、シンボルツリーにも最適です。管理のコツをマスターして、楽しみながら育ててみてください。自慢のシンボルツリーになるでしょう。
自然な樹形が特徴の魅力的な庭木じゃからな。樹形を変えてしまうような強い剪定はしない方がいいんじゃ。