エゴノキとは?特徴や育て方をご紹介!シンボルツリーには向いている?

エゴノキとは?特徴や育て方をご紹介!シンボルツリーには向いている?

星形の小さな白い花が、降り注ぐように咲く姿が美しいエゴノキ。花の可愛らしさが最大の魅力の庭木です。自然樹形が素敵で、育て方も難しくないため家のシンボルツリーにも人気があります。エゴノキとはどのような庭木なのか、特徴や管理方法などの育て方を詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.エゴノキとは?
  2. 2.エゴノキの特徴
  3. 3.エゴノキの育て方
  4. 4.エゴノキの剪定
  5. 5.シンボルツリーとしてのエゴノキ
  6. 6.まとめ

エゴノキの育て方

Photo by Shigeyama

エゴノキの特徴は、愛らしい花や実だけでなく「育てやすさ」にもあります。上手な管理方法や育て方をみていきましょう。管理のコツをつかむことで、手入れに気を取られすぎることなく気軽に楽しめます。

育て方①植え付け

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植え付けは、落葉している11~4月の時期に行いましょう。厳寒期である1~2月は除きます。用土は湿り気があり、腐植質の多い肥えた土が適しています。地植えの場合は、掘り起こした土に腐葉土や堆肥をたっぷり混ぜて植え付けましょう。鉢植えの場合は、小粒の赤玉土7:腐葉土3の割合でブレンドした土を植え付けるのがおすすめです。

ボタ爺

ボタ爺

赤玉土の代わりに黒土でもかまわんぞ。エゴノキは乾燥を嫌うから、保湿性がある用土を好むんじゃ。

ボタニ子

ボタニ子

植え穴の大きさは、根鉢の2倍ほどの深さと幅にしましょう。幼木のうちは幹が曲がらないように、支柱をしてください。

育て方②環境

日光を好むため、日当たりのよい場所で育てます。しかし乾燥にはとても弱いため、株元に強い直射日光や西日が当たるような場所は避けた方が無難です。それ以外の環境であれば、半日陰のような場所でも十分育てられるでしょう。

育て方③水やり

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地植えの場合の水やりは、降雨だけでかまいません。ただし日照りが続くときや、真夏の時期は乾燥しすぎてしまうため、水やりをしてください。鉢植えの場合は水切れに注意が必要です。水切れはエゴノキが枯れる原因になります。乾燥していると葉が上向きに反り返ってくるため、葉が反り返っている場合はたっぷり水を与えましょう。

育て方④肥料

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基本的に肥料は与えなくてもかまいません。生育が遅く元気がない状態のときに与えるのがおすすめです。与える場合は、1~3月の時期に寒肥として、油かすなどの有機肥料を与えます。また花が咲き終わった7月頃に、お礼肥として緩効性の化成肥料を与えます。花後に肥料を与えるのは、花を咲かせて弱っている状態の株に、成長の勢いを取り戻させるためです。

ボタ爺

ボタ爺

幼木にはあまり多くの肥料を与えない方がよいぞ。花付きが悪くなってしまうんじゃ。

育て方⑤病害虫

病気

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エゴノキは褐斑病やさび病にかかります。どちらの症状も、ぽつぽつとした斑点が葉に現れます。かかった部分は元に戻らないため、取り除きましょう。その後、殺菌剤などで拡大を予防します。また、うどんこ病にもかかります。白い粉のようなカビが若葉に生えると光合成が妨げるため、枯れる原因になります。剪定をして、風通しをよくしておくことで予防しましょう。

害虫

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猫の足のような形をした虫こぶを枝の先に作る、エゴノネコアシアブラムシが発生します。この虫は生育を妨げるため、見つけたら薬剤で対処しましょう。またカミキリムシ(テッポウムシ)が幹の中に卵を産み付け、幼虫が幹の中を食い荒らすこともあります。被害がひどくなると、幹の中が空洞になり枯れてしまうので、スミオチン乳剤のような殺虫剤を定期的に散布して予防しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

カミキリムシは樹勢の弱まっている木に卵を産み付けるんです。肥料を効果的に与えたり、剪定をしたりして樹勢を弱らせないようにしましょう。

上手な管理方法のコツ

エゴノキは、手入れをあまり必要としない丈夫な庭木です。しかし、環境や管理方法によって弱ったり枯れたりしてしまいます。枯らさないために特に気をつけたいポイントは2つです。上手な管理のコツをご紹介します。

乾燥させない

エゴノキは乾燥にとても弱いので、乾燥がひどい場合は枯れやすくなります。地植えの場合は、株元に強い直射日光があたらないように植え場所に気をつけたり、グランドカバーを植えたりして乾燥を防ぎましょう。鉢植えの場合は、水切れを起こさないようにするのがコツです。

害虫を予防する

病気や害虫の症状や被害がひどくなるとエゴノキは枯れてしまいます。特に気をつけたい害虫は「カミキリムシ」です。カミキリムシの幼虫は幹に穴をあけ、数年かけて幹の中を食害するため、気づいたときには幹の中が空洞になっていることもあります。枯れるだけでなく、倒木の危険もあるでしょう。予防として必ず殺虫剤を定期的に散布しておくのが、上手な管理のコツです。

ボタニ子

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次はエゴノキの剪定について紹介します!

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エゴノキの剪定

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