育て方①置き場所
日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。耐陰性もありますが、1日中太陽の光が全く当たらない場所で育てると花付きが悪くなります。地植えにする場合でも、半日以上はたっぷりと日の当たる場所を選んでください。室内で育てる場合は、窓辺など日当たりのよい場所に置いて育てるのがポイントです。
育て方②用土
水はけのよい用土が適しています。市販されている草花用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合には、赤玉土に腐葉土を混ぜ込んだ用土を使用してください。根が張るととても大きく成長するため、栄養分の少ない痩せ地の用土で育てコンパクトにおさめる、という育て方もできます。
育て方③植え付け
植え付けは4月〜6月に行いましょう。地植えにする場合に植え付け場所の水はけが悪いようならば、腐葉土や川砂を混ぜ込み、水はけをよくしてから植え付けます。株間は30cm〜40cm程度あけて植え付けてください。鉢植えの場合は鉢底ネットと鉢底石を使用して、さらに水はけをよくするのがおすすめです。
育て方④植え替え
植え替えも植え付けと同じ4月〜6月の暖かい時期に行います。株が大きくなり根詰まりを起こしてしまうので、地植えの場合は3年〜4年に1度、鉢植えの場合は毎年植え替えが必要です。ひと回り大きな鉢に移植し、根付くまでは水切れを起こさないようにたっぷりと水を与えて育てましょう。
育て方⑤水やり
地植えの場合は雨水のみで十分なため、水やりの必要はありません。しかし雨が全く降らずに地面が乾燥しすぎているようならば、様子を見ながら水を適量与えてください。鉢植えの場合は表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出る程度にたっぷりと水やりをします。乾燥には強いですが、あまりにも水が少ないと葉が枯れ込み、枯れてしまう恐れがあるので注意しましょう。
育て方⑥肥料
地植えの場合は植え付ける用土に、元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んで置くだけで十分なので、追肥の必要はありません。鉢植えの場合は成長期の3月〜9月にかけて、月に3回程度、液体肥料を薄めたものを株元に適量施してください。真夏は株が傷んでしまう可能性があるので、肥料を与えないようにするのが重要です。
育て方⑦花がら摘み
花が終わったらその都度花がら摘みを行います。花がら摘みは新芽を出やすくしたり、花付きをよくしたりするためにも大切な作業です。花がらをそのまま放っておくと、病気や害虫被害を受けやすくなるので、しっかりと花がら摘みを行うようにしましょう。
育て方⑧切り戻し剪定
草丈が1mほどまで大きく成長するため、切り戻し剪定を行い、草姿を整えるのも重要です。適期は4月〜5月で、咲き終わった茎や伸びすぎた部分を根元から切り戻し剪定しましょう。風通しもよくなり新芽が出やすくなります。また、株が大きく成長しすぎてしまった場合は、好きな大きさまで切り戻し剪定をしても構いません。
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