ガウラの増やし方
「挿し芽」や「株分け」「種まき」で簡単に増やせます。花後に種子がつくので、放って置くとこぼれ種でどんどんと増えていきますが、自分の思い描く場所に増やしたい場合には、挿し芽や株分けがおすすめです。ガウラの増やし方に適した時期や方法をご紹介します。
増やし方①挿し芽
挿し芽は5月〜6月に行いましょう。健康で丈夫な若い茎を選び、茎の先端から10cm〜15cmほどの長さで切り取ります。下の方についている葉を取り除き、赤玉土などの挿し木用の用土に挿して、水を切らさないように管理して発根をまちます。
増やし方②株分け
株分けを行うのは4月〜6月が適期です。根を傷つけないように優しく株を掘り起こし、手でほぐして簡単に分かれる部分で株分けをします。根が絡んでいる場合は、ナイフで切り分けてから新しい用土に植え付けてください。
増やし方③種まき
花後に種子がつくので、立ち枯れて黒色に熟してから種を採取しましょう。茎ごとハサミで切り落とし、種子を軽くふると中から小さな種が出てきます。乾燥してしまわないように、新聞紙などに包んで風通しのよい日陰で保管してください。翌年の4月〜6月に保管しておいた種をまいて増やします。
ガウラの種類
「白蝶草」や「山桃草」と呼ばれ、白い蝶に見えたり桃に似ていたりと、ガウラにはさまざまな種類があります。どの品種も育てやすく、花壇の寄せ植えやガーデニングだけでなく、鉢植えにしてインテリアとして利用するのもおすすめです。そんなガウラの代表的な品種をご紹介します。
ガウラ・マーヤ
ガウラ・マーヤは茎が細くて長いのが特徴で、まっすぐに直立するように成長します。「マーヤシリーズ」とも呼ばれ、白色やピンク色などさまざなま色の種類がある品種です。中でも白色の花を咲かせる「ガウラ・マーヤコンパクトホワイト」という品種は花付きがよく、蝶がたくさん舞っているように見えるので人気があります。
リリポップピンク
リリポップピンクは名前のとおり、鮮やかなピンク色の花を咲かせる品種です。草丈は成長しても50cmほどにしかならないので、花壇に植えても他の植物とよくなじみます。分岐性がよく、たくさん枝分かれしてボリューム感のある株に成長するので、剪定をして草姿を整えながら育てましょう。
まとめ
ガウラの名前の由来や花言葉、育て方や増やし方などをご紹介しました。耐暑性や耐寒性が強いので育てやすく、ガーデニングやグランドカバーにも利用できる植物です。ピンク色や白色など、種類も豊富で蝶のようにかわいらしい咲き姿を長く楽しめます。そんな素敵なガウラをぜひ育ててみてくださいね。