唐辛子の栄養と効能
唐辛子の辛みの素となっている成分「カプサイシン」には、代謝を良くして体を温める効果が認められています。冷え性の人や疲労回復におすすめです。また、ビタミンC、βカロテン、ビタミンEなどの栄養素も含まれており、風邪予防や生活習慣病の予防などに効果が期待されている食べ物です。
唐辛子や鷹の爪の食べ方・使い方
唐辛子や鷹の爪はそのまま食べることができませんが、調味料として使う方法もあれば、料理に添える形で使う方法もあります。唐辛子の食べ方や使い方をくわしくみていきます。
使い方①そのまま食べる
収穫した唐辛子はそのまま食べることができますが、乾燥させる方が長く保存が可能です。パスタなどに添えたり、品種によっては煮物にして使用したりすると、そのまま食べてもそれほど辛さは気にならずに食べることができます。
使い方②調理して使う
唐辛子の一番多い使い方としては、そのまま使うよりも、オイル漬けにしたり、鷹の爪のように乾燥させて輪切りにしたりして使用します。鷹の爪に、みかんの皮、ゴマ、芥子の実、麻、山椒、菜種を加えて乾燥させたものが、七味唐辛子です。
唐辛子のその他の品種
唐辛子には、辛さや見た目の異なる様々な品種が存在します。その中でも代表的な品種をいくつか紹介していきます。
ペッパーX
ペッパーXは、世界一辛い唐辛子であり、そのスコヴィル値は318万です。ギネスにはまだ登録されておらず、記録上の世界一辛い唐辛子は「ドラゴンズ・ブレス・チリ」です。ペッパーXを食べた人は、すべて嘔吐したといわれるほどです。
ハラペーニョ
ハラペーニョは、メキシコを代表する青唐辛子の一種です。熟すと赤色になり、ピクルスやタバスコなどに使用されています。辛みは少ない方で、2,500~8,000SHUとスコヴィル値は低めになります。
ハバネロ
ハバネロは、辛さを示すスコヴィル値が約300,000と、猛烈な辛さを誇る唐辛子の一種ですが、辛いだけでなく柑橘系の香りも持っていて、料理にもよく使用される香辛料です。ハバネロは熟すとオレンジや白、黄色、ピンクなどいろいろな色に変わります。
島唐辛子
島唐辛子は、主に九州や沖縄で栽培されていて、ころんとした小さい形が特徴です。辛さを示すスコヴィル値は5,000~10,000です。この島唐辛子を泡盛に付け込んだコーレーグースという調味料が有名です。
まとめ
鷹の爪は唐辛子の一品種であり、その違いや使い方についてみてきました。この機会に、いろいろな唐辛子を楽しんでみてはいかがですか?
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出典:写真AC