サンシュユ(山茱萸)とは?葉や実の特徴から育て方や食べ方までご紹介!

サンシュユ(山茱萸)とは?葉や実の特徴から育て方や食べ方までご紹介!

鮮やかな黄金色で春を告げる庭木、サンシュユ。秋には赤い実と紅葉が美しく、四季を感じる庭木として人気があります。赤い実は、生薬などに利用され薬用植物としても有名です。サンシュユの特徴や種類、育て方や食べ方まで詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.サンシュユとは?
  2. 2.サンシュユの特徴
  3. 3.サンシュユの育て方
  4. 4.サンシュユの果実の食べ方
  5. 5.まとめ

サンシュユの育て方

Photo bythvldml1004

サンシュユはとても丈夫な庭木なので、初心者にも育てやすくおすすめです。地植えでも、鉢植えでも育てられます。育て方のポイントを確認しましょう。

育て方①植え付け

サンシュユの植え付けは、11~3月頃の落葉期に行います。寒さが厳しい1~2月は避けてください。肥沃な土を好むため、地植えにする場合は、掘り上げた土に腐葉土をたっぷり混ぜます。鉢植えの場合は、赤玉土と腐葉土を同じ割合で混ぜた用土を使用してください。また、地植えと鉢植えどちらの場合も、有機質肥料か緩効性肥料を元肥として底に入れてあげましょう。

ボタ爺

ボタ爺

ぐらつかないように、支柱をすると安心じゃ。植え付け後は、たっぷり水を与えるように!

植え付けのまとめ

  • 時期は落葉期の11~3月(1~2月は除く)
  • 地植えの場合は、掘り上げた土にたっぷり腐葉土を混ぜる
  • 鉢植えの場合は、赤玉土5:腐葉土5の割合で混ぜる
  • 有機質肥料か緩効性肥料を、元肥として底に混ぜる

育て方②管理方法

環境

花に観賞価値があるため、日当たりのよい場所で育てましょう。日当たりで、花つきや花色も変わってきます。丈夫なため、半日陰のような場所でも十分に育ちます。耐寒性はありますが、東北より北の地域では地植えは向きません。鉢で育てる場合の冬越しは、霜の当たらない、日当たりのよい軒下が適しています。

水やり

基本的に、表面が乾いたら水やりをします。水やりが難しいタイプではありません。鉢植えの場合は、水切れをさせないように注意しましょう。落葉している期間は、水やりを控えめにします。地植えの場合は、日照りが続くような場合を除けば、降雨だけでかまいません。株がまだ若いうちは、鉢植え地植えともに、たっぷり水やりをしましょう。

肥料

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花芽や新芽を増やすために、寒肥を1~2月に与えます。油かすなどの有機質肥料や、緩効性肥料を株元の周辺に埋めましょう。根が休眠している時期なので、即効性のあるものや強い成分を含んだものは避けてください。

病害虫

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風通しや日当たりが悪いと「うどんこ病」にかかります。生育環境をよくするために剪定を行うと予防に効果的です。かかってしまった場合は、薬剤などで対処しましょう。また、5月頃に、葉の裏に「アオイラガ」の幼虫がつくことがあります。集団で葉の裏に整列し葉を食害するため、早めの駆除が必要です。見つけ次第、薬剤で駆除しましょう。

アオイラガの幼虫の針には毒があるため、肌に触れるとその部分が腫れあがり、激痛を感じます。注意しましょう。

管理方法のまとめ

  • 日当たりのよい場所で育てる(東北より北の地域では地植えには向かない)
  • 水やりは表面が乾いたら行う(地植えの場合は降雨のみでもよい)
  • 花芽を増やすために、寒肥を1~2月に与える
  • うごんこ病やアオイラガが発生するため、薬剤で対処する

育て方③剪定

Photo byCarlottaSilvestrini

サンシュユは、自然な株立ち仕立ての樹形が美しい庭木です。できるだけ、枝を横に広げるように育てると、素敵な樹形に成長するでしょう。強い剪定は控え、混み合った枝や樹高を抑えるような剪定を行います。

ボタ爺

ボタ爺

丸く仕立てた樹形は、サンシュユの魅力が半減じゃ。庭木として育てるなら、自然樹形が素敵じゃのう。

剪定方法

Photo byHeungSoon

秋頃に、翌年の花芽が枝先につくられ、目視できるようになります。剪定時期は、落葉し花芽が確認できる時期が最も適しています。開花後に剪定してしまうと、秋になる実を落としてしまうので気をつけましょう。長く伸びた徒長枝には花が咲かないため、切り戻します。その他に、風通しや日当たりを悪くするような混み合った枝を間引きましょう。

剪定のまとめ

  • 時期は、落葉し花芽が目視できるようになった秋頃に行う
  • 長く伸びた徒長枝を切り戻す
  • 風通しや日当たりを悪くしている、混み合った枝を間引く
  • 枝が広がった自然樹形を意識して剪定する

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サンシュユの果実の食べ方

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