サンシュユの果実の食べ方
サンシュユの実は、ビタミンCがたっぷり含まれていて、生薬や漢方としての用途だけでなく、さまざまな食べ方ができるのが魅力です。利用用途や食べ方、効能などをご紹介します。
ボタニ子
サンシュユの実はどんな利用用途があるのでしょうか?わくわくしますね。
ボタ爺
食べ方を知っておけば、実がなるのもより楽しみじゃな。
用途①果実酒
材料
- サンシュユの実:200g(または、漢方用の乾燥サンシュユの実200g)
- 氷砂糖:100~200g(甘さは好みによって調整)
- ホワイトリカー35度:1.8L
果実酒の作り方
- 完熟したサンシュユの赤い実を、熱湯に浸し、日干しする。
- 半乾きになったら、種を取り除き、果肉のみをそのまま日干しする。
- 煮沸消毒した瓶に、日干しした果肉と氷砂糖を入れ、ホワイトリカーを注ぐ。
- 1か月ほど漬け込めば、出来上がり。
ボタニ子
長く漬け込むほど、まろやかな味になりますよ。
効能
疲労回復・滋養強壮の効能があります。元気がなかったり、なかなか疲れがとれなかったりするときに、おすすめの果実酒です。
用途②ジャム
材料
- サンシュユの実:400g
- 砂糖:200g(砂糖は、実の量に対して50~100%で好みによって調整)
- レモン汁:少々
ジャムの作り方
- 鍋にサンシュユの実とひたひたの水を入れて、柔らかくなるまで煮込む。
- ざるに取り、裏ごしをして種を取り除く。
- 果肉と砂糖を鍋に入れ、弱火にかける。
- レモン汁を入れ、程よくとろみをつける。
- 煮沸消毒した瓶に入れ保存する。
ボタニ子
ジャムは冷めたら固くなるので、少し柔らかいかな?と思うくらいで丁度いい仕上がりになります。
効能
アンチエイジング効果の他、女性の冷えや低血圧などの症状にも効果的です。パンにのせるのはもちろん、ヨーグルトやアイスクリームにかけるなど、さまざまな食べ方で楽しめます。
まとめ
花や紅葉を楽しめるだけでなく、果実も利用できるサンシュユ。実つきをよくするには、肥料や剪定も効果的です。育て方をマスターして、たくさんの実をつけたいですね。美味しいだけでなく、疲労回復や滋養強壮効果など、健康にもいいことばかりです。自分だけの食べ方を考えるのも、楽しいかもしれません。
出典:写真AC