オシロイバナの育て方
続いて、オシロイバナの栽培方法を紹介します。こぼれ種でも簡単に育ち、コンクリートの隙間のような狭い場所でも花茎を伸ばすオシロイバナは、雑草に分類されることもあるほど丈夫な植物です。初心者ガーデナーにも非常に扱いやすく、基本をきちんと押さえれば、長期間にわたってきれいな花を楽しめますよ。ポイントになるのは、日当たりと湿度です。
育て方①栽培環境
オシロイバナは日当たりのよい場所を好みます。乾燥に強く、やせた土地でも育つ丈夫な花なので、日照量さえ確保すれば、栽培場所にはそれほど気を遣わなくてもよいでしょう。日の当たらない場所で育てると、株が軟弱になったり、花がつかなかったりします。地中に大きな球根ができ、凍結しない地域では越冬も可能です。年を追うごとに、どんどん大きな株に育ちますよ。
育て方②水やり・肥料
オシロイバナを庭植えで育てる場合、水やりはほとんど必要ありません。自然に降る雨に任せてよいでしょう。鉢植えの場合、春~秋の生育期は表土が乾いたらその都度たっぷりと水を与えます。球根のため、冬場は乾燥状態で問題ありません。肥料についても、庭植えの場合は不要です。鉢植えは月1回の置き肥か、月3回の液体肥料を施すと、花付きがよくなりますよ。
育て方③植え付け・植え替え
オシロイバナは種からでも簡単に育てられる丈夫な花です。初夏に入るとポット苗でも流通します。ポット苗を使っても便利ですよ。植えっぱなしでも問題なく育つため、植え替えの必要はありません。移植したい場合は種を採取するか、冬の休眠期に球根を掘り上げて植え付けます。用土に神経質になる必要はなく、市販されている草花用培養土でよいでしょう。
7月24日の誕生花(オシロイバナ以外)
7月24日の誕生花を、オシロイバナ以外にもいくつか見ていきましょう。名前が健康によさそうな印象を抱かせる「エンレイソウ」と、ゴージャスな咲きぶりが人気の「シャクヤク」です。どちらも美しい花姿によく似合う、素敵な花言葉がつけられていますよ。
7月24日の誕生花①エンレイソウ
エンレイソウ(延齢草)はユリ科の多年草で、森や林に自生しています。「奥ゆかしい美しさ」「英知」といった知性的な花言葉も、山中でひっそりと花を開くエンレイソウの特徴にちなんだものでしょう。草丈は30cm前後にもなり、大きな葉がドレスのように見えることから、「森の貴婦人」という素敵な愛称も持っていますよ。
7月24日の誕生花②シャクヤク
アジアが原産の多年草、シャクヤクも7月24日の誕生花です。美人を表す慣用句「立てばシャクヤク」でも有名ですね。「はじらい」「つつましさ」という全般に共通した花言葉のほか、「はにかみ(ピンク)」「誠実(赤)」など、花色ごとに花言葉がつけられています。美しい花姿だけでなく、花言葉もギフトにぴったりですね。白のシャクヤクは「しあわせな結婚」という花言葉から、ウェディングのシーンでも人気があります。
出典:写真AC