白木蓮(ハクモクレン)とは?開花時期・花びらの特徴や花言葉を紹介

白木蓮(ハクモクレン)とは?開花時期・花びらの特徴や花言葉を紹介

白木蓮(ハクモクレン)を知っていますか?花開くと共に香る甘く濃い香りは、春の訪れを教えてくれます。紫色の木蓮(モクレン)もステキですが、白くパッと華やかな花を咲かせる白木蓮は、また一段と魅力的です。今回は白木蓮の開花時期、花びらの特徴や花言葉をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.白木蓮(ハクモクレン)とは
  2. 2.白木蓮(ハクモクレン)と木蓮(モクレン)の違い
  3. 3.白木蓮(ハクモクレン)と辛夷(こぶし)の見分け方
  4. 4.白木蓮(ハクモクレン)の開花時期
  5. 5.白木蓮(ハクモクレン)の花びらの特徴
  6. 6.白木蓮(ハクモクレン)の花言葉
  7. 7.まとめ

白木蓮(ハクモクレン)と辛夷(こぶし)の見分け方

  ハクモクレン こぶし
原産国 中国 日本
花びらの形 肉厚で太め 薄くて細め
花びらの数 6枚 6枚
がくの数・大きさ 3枚・花びらと同じ 3枚・花びらより小さい
開花時の花の様子 全開しない 全開で咲く
開花時の葉の様子 葉はない 花の下に1枚だけある
花の香り 甘い香り 柑橘系の香り

こぶしとハクモクレンは、樹木や葉っぱがとてもよく似ています。見分ける際は花に注目しましょう。ハクモクレンは花びらとがくの区別がつかないため、花びらが9枚あるように見えます。こぶしのがくは花びらよりも細く小さいため、はっきり見分けることが可能です。ハクモクレンはどの花も上向きに咲きますが、こぶしの咲く向きは一方向ではありません。

白木蓮(ハクモクレン)の開花時期

Photo by gtknj

ハクモクレンの開花時期は、ちょうど冬から春へと季節が変わる3~4月です。咲いている期間はとても短く、2~3日で枯れてしまいます。花は弱く、雨風で花びらが傷つき茶色く変色したり、風に吹き飛ばされたりしやすい特徴があります。

開花時の特徴

ハクモクレンは、新葉が出る前に花を咲かせます。葉が出るのは花が枯れた後です。つぼみは銀色の厚い毛皮でおおわれており、鳥のひなが殻を割って出てくるように、その毛皮を破り開花します。花は全て上向きで、完全に開き切らないのが特徴です。

白木蓮(ハクモクレン)の花びらの特徴

ハクモクレンの花びらは、外側も内側も白色です。花びらは6枚、がくは3枚ありますが、色も形も同じため見分けがつきません。花びらの大きさは約8cmと大きく、肉厚なのが特徴です。花は全開せずたまご型で、全て上向きに咲くため、満開時はまるで白い小鳥がたくさん止まっているように見えます。

コンパス・プラントとは

ボタニ子

ボタニ子

わー!つぼみがふくらんで、もうすぐ花が咲きそうね!あら?つぼみが全部同じ方向に反り返っているわ。なぜかしら?

ボタ爺

ボタ爺

よく気が付いたのう。これはハクモクレンの特徴の1つで、コンパス・プラントと呼ばれておるんじゃ。

ハクモクレンの花は、上向きに咲き、つぼみの先が同じ北方向を指し示すことから、コンパス・プラント(方向指標植物)と呼ばれています。太陽の光を受けて、つぼみの南側が膨らみ、光を受けにくい北側より伸びるために起こる現象です。別名「コンパスフラワー」「磁石の木」とも呼ばれています。

ボタニ子

ボタニ子

次は白木蓮(ハクモクレン)の花言葉を紹介します!

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白木蓮(ハクモクレン)の花言葉

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