ハンギングバスケットの作り方・準備編
ハンギングバスケットを始めて作るという方は、壁掛けタイプから始めるとよいでしょう。初心者の方でもできる、壁掛けタイプのハンギングバスケットの作り方をご紹介します。
作り方①花の選び方
ハンギングバスケットに適した草花は、花丈が短く、成長するにしたがってこんもりと生い茂るタイプが向いています。草丈が高い植物を植えてしまうと強風にあおられて倒れたり、外れて落ちてきたりすることがあるため避けましょう。開花期や生育環境が同じ植物を選べば、より失敗しにくくなるのでおすすめです。初心者の方が作る時は、2~3種類の草花から始めるとよくまとまります。
多年草も使える?
多年草をハンギングバスケットで使うこともできますが、定期的にきれいな土で植え替えてあげましょう。ハンギングバスケットの植え替えは、一緒に植える花を更新させる作業と合わせると無駄がありません。植え替えのたびに組み合わせを変えても、変化を楽しむことができます。
作り方②バスケットの選び方
ハンギングバスケット初心者の方におすすめなのは、比較的扱いが簡単で見ごたえのある寄せ植えも作れる「スリットバスケット」です。スポンジマットがセットで付いているものを選ぶとよいでしょう。
作り方③用土
鉢底に入れる鉢底石を少量用意します。重さの軽い砕いた発泡スチロールや水苔を代用にしてもよいでしょう。土もなるべく軽いものが好ましく、ピートモスやバーミキュライト、パーライトなどを配合して使います。初心者の方はハンギングバスケット用の用土を使うと、手間も間違いもなく便利です。
ハンギングバスケットの作り方・植え方編
ハンギングバスケットに必要なものを用意できたら、いよいよ植え付けを始めましょう。ここでは初心者の方でも扱いやすい、壁掛けタイプの植え方をご紹介します。
植え方①スポンジを貼り付ける
スリットバスケットの付属品の土留め用スポンジを貼り付けます。バスケットに書かれた説明をよく確認してから、貼り付ける位置を確定してください。スポンジの剥離紙は一気にはがさずに、少しずつはがしながらスポンジを固定していきます。全てのスポンジを貼ったら、表面の粘着部分に土を付けておきましょう。そのままにしておくと花がくっついてしまいます。
植え方②鉢底の準備
通常の鉢植えでは鉢底石を敷きますが、ハンギングバスケットはより軽い素材の方が望ましいため、鉢底石を使うときは穴が隠れる程度に抑えます。代用として発泡スチロールを砕いたものや、濡らした水苔を敷くのもよいでしょう。鉢底に敷いたものが隠れる程度に薄く培養土を敷いたら、鉢の準備は完了です。
ボタニ子
次は「植え付け」について紹介します!
出典:写真AC