植え方③植え付け
まずは草花を植え付ける位置を決めます。配置が決まったら、一番下の苗から見え方も意識しながら植え付けてください。ポットから取り出した苗は、根を切らないように気を付けつつ、土をある程度落としてから植え付けます。バスケットの突起に苗が引っかかる時は、根の左右を少し押しつぶしてから、しっかり下まで押し込んでください。後は一段ごとにしっかりと植え付けていくだけです。
苗の植え付けのポイント
最下層の苗はただ植えただけでは正面を向いてしまいます。そのためおしりを持ち上げて培養土を下に押し込むと、苗が下を向きます。苗同士の間やバスケットとの隙間には、その都度培養土を押し込んでください。二段目は正面を向くように、天部の苗はバスケットが隠れるように前かがみに植え付けます。植え付けが終わったら乾燥や土の流出、泥跳ねの防止用に水苔を敷きつめたら完成です。
水やりのポイント
ハンギングバスケットの水やりは、植えつけた植物の特性にあわせます。夏場は乾きやすいので、表面に敷いておいた水苔の乾き具合を見て、1Lほどの水をゆっくり30秒以上かけて与えます。時間をかけて水やりをしないと中まで水が浸みこまず、下の方の植物には水が届きません。水やりのついでに花がら摘みもしてあげると、花が長持ちします。
ハンギングバスケットのおすすめのレイアウト
ハンギングバスケットが完成したら、吊るし方を工夫していろいろとレイアウトをしてみましょう。おすすめのレイアウトをご紹介します。
おすすめレイアウト①門の扉に掛ける
その家を訪れたお客にとって、真っ先に目にするのが門の扉です。門の扉付近に置けば、その家庭の印象にハンギングバスケットが大きく貢献してくれることでしょう。暗い門には原色のような色のはっきりした花を、白などの落ち着いた色の門にはパステル調の自然な色合いの花がよく似合います。
おすすめレイアウト②花壇の背面
花壇の背面が寂しく感じるときは、ハンギングバスケットで彩りを加えてはいかがでしょうか?吊るし方を工夫するだけで、さまざまな演出ができます。後ろに柵を立てて壁掛けタイプを配置してもよいでしょう。夏場は乾燥に注意してあげてください。
まとめ
ハンギングバスケットを作れば、さまざまなところに生きた花の彩りを加えることができます。多年草でも定期的に植え替えて手入れをしてあげれば、年ごとに様々なアレンジを楽しむことも可能です。あなたのセンスあふれる作品で家を飾ってみませんか?ハンギングバスケットにぜひ挑戦してみてください!
出典:写真AC