はじめに
特別な日に花をプレゼントするのは文化です。まず「バレンタイン・デー」日本は定番のチョコレートですが、海外では花束やカード、お菓子などをプレゼントしています。そして特別な日として「ミモザの日」があります。いつなのか知りたくなりませんか。「ミモザの日」っていつなのでしょう?そこでミモザをいつどうやってプレゼントするのかや、ミモザの種類や飾り方について紹介します。
春を知らせるミモザの花
ミモザは春を知らせてくれる花として、ヨーロッパでは春のシンボル・カラーの黄色いミモザの花が広く愛されています。春の時期、日本で桜の花が愛されるのと似ています。原産地はオーストラリアで、イギリスの植民地だった時代(1800年前後)ヨーロッパにもたらされたと言われています。
ミモザとは?
ミモザは元々はオギソウ属を指す名前でした。アカシア属のフサアカシアや、ギンヨウアカシアの葉がオジギソウの葉に似ていたことから、イギリスで間違ってフサアカシアをミモザと呼ぶようになりました。フランスでもフサアカシアはミモザのことです。
ミモザの葉はオジギソウの葉と似ている
オジギソウはマメ科オジギソウ属で南アメリカ原産。日本に入ってきたのは江戸時代後期です。ネムリグサ(眠り草)とも呼ばれ、触れると葉が先端から閉じていきます。フサアカシアやギンヨウアカシアの葉は形も似ていますが、オジギソウのように触れても変化しません。
ミモザの基本情報
学名 | Acacia dealbata(フサアカシア) Acacia baileyana(ギンヨウアカシア) |
英語名 | Mimosa、Silver wattle |
科・属名 | マメ科ネムノキ亜科アカシア属 |
原産地 | オーストラリア、タスマニア |
開花期 | 2月〜4月 |
花色 | 黄色、オレンジ、白色 |
種類 | 常緑高木 |
花持ち期間 | 7日くらい(一つの花は1日) |
ミモザの花言葉
ミモザの花言葉には「エレガント」「豊かな感受性」「友情」「感謝」「秘密の恋」「神秘」があります。「秘密の恋」の花言葉の由来はネイティブ・アメリカンの男女が愛を告げるとき、アカシア属の黄色の花をプレゼントしたことからです。オレンジ色のミモザの花言葉は「エレガント」です。
ミモザの日とは?
ミモザの日っていつ?
「ミモザの日」は春の時期、毎年3月8日の国際女性デー(International Women's Day)で、イタリアではこの日女性への感謝の気持ち込め、ミモザの花束をプレゼントする習慣を始めました。それが「ミモザの日」なのです。
イタリアのミモザの日
イタリアでは毎年3月8日の「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」を「ミモザの日」として、男性から恋人や妻、親しい女性たちに日々の感謝の気持ちを込めてミモザの花をプレゼントします。この時期、誰でも手軽に求められることからミモザが選ばれたようです
ミモザの日は女性にとって解放される日
3月8日はイタリアの女性たちにとって特別な日です。「ミモザの日」に男性からプレゼントされたミモザの花を、女性たちは胸や髪にさまざま飾りつけます。そして女性たちは家事や育児から解放され、いつもはできないこと、女性同士で集まったり外食などで楽しく過ごします。
国際女性デーとミモザの日
1975年国連でも認証された3月8日が「国際女性デー」で、世界中でこの日男性から女性にリスペクトを込め花束を贈ります。恋人や母親、職場の同僚たちにもです。花屋さんから男性たちが花束を抱え女性たちの元へ向かいますが、贈る花の種類はさまざまでミモザを贈るのはイタリアだけです。
ミモザは「国際女性デー」の制定から世界中に広まっています。次のページでも紹介します。