育て方①栽培環境
それでは、オイスターリーフの育て方について説明します。オイスターリーフは多肉植物のような肉厚の葉をもち、スズランのような花を咲かせます。そのため、見た目のかわいらしさから、食用だけでなく観賞用としての価値もあります。不思議な植物なので、お庭の片隅で育ててみると楽しいですよ。
日当たり
オイスターリーフは、基本的には日当たりのいい場所を好みますが、日陰でも十分生育します。ただし、夏季は日当たりのいい場所だと弱ってしまうので、日陰など涼しい場所に移動させます。春・秋は日当たりのいい場所に置いておき、夏になると日陰で育てる方法がおすすめです。
用土
オイスターリーフはやや酸性で水はけのいいの土壌を好みます。市販の培養土で育てる場合は、水はけがよくなるように改良します。また、ブルーベリー用の土との相性もいいため、土選びに困ったらブルーベリー用の土に植えることをおすすめします。
育て方②植え方
プランターでも庭植えでもどちらでも育ちますが、夏季になると日陰に移動られるプランターでの栽培がおすすめです。定植時期は3月で、苗はポットから出して穴を掘った場所にそっと置くように植えます。種植えする場合は発芽率が悪いため、乾燥したまま冷蔵庫に2週間入れた後、今度は水に浸して冷蔵庫で1週間冷やします。そして種まき用の土で、霧吹き等で常に土が湿った状態に保ちながら、発芽まで室内で管理します。
育て方③水やりと肥料
水やり
土が乾いていたら、株の周りに水をたっぷりあげます。多湿を嫌うので、毎日葉っぱにたくさん水をかけることはやめましょう。ただし、種が発芽するまではたくさん水が必要なので、霧吹きで常に地面が湿った状態を保っておきましょう。
肥料
3月に元肥として、緩効性肥料を株周りに撒くだけで十分生育します。オイスターリーフは肥料負けする植物なので、肥料をあげすぎると生育に悪影響が出ます。肥料をあげるときは控えめにあげることを意識しましょう。
育て方④病虫害
オイスターリーフには、目立った病虫害は発生しません。そのため、育てる際には病気や虫に気をつかうことがなく、農薬を使う必要もありません。無農薬で育てられるなら、家庭で食用として使うときも、安心して使うことができますね。
育て方⑤収穫
基本的に葉が旺盛に伸びる9~12月に収穫します。葉の勢いが十分なときはいつ収穫してもいいため、夏場の管理が不安な方は6月頃に収穫しても大丈夫です。収穫後は料理の添え物として、牡蠣の風味を楽しみましょう。
ボタニ子
次はオイスターリーフの季節ごとの管理と増やし方を紹介します!
出典:http://farm-risa.com/?pid=142415165