パーフェクトプランツ・ギボウシの品種図鑑！葉色の系統別に25種ご紹介！

「知っているギボウシの名前は？」と聞かれたら、おそらく寒河江と答える方が多いのではないでしょうか。寒河江は、日本で作られた品種で、名前は山形県寒河江市に由来しています。世界的にも大人気の大型種で、2000年のホスタオブザイヤーを受賞しています。

上記の寒河江の交配種になるリバティは、葉の縁取りとなる黄斑が大きく、かなりインパクトのある中大型種です。時期によって、灰青緑にクリームの覆輪や、明るいグリーンに濃い黄色の覆輪といった変化が楽しめるのもよいですね。

ハンキーパンキーは幅の広い斑の縁取りがユニークです。覆輪の部分がクリーム色のうちは目立ちませんが、のちに覆輪が緑色に変化したときに、葉色が3色で構成されていることがおわかりになるでしょう。季節によって、まるで別品種のような変化が楽しめる品種です。

フランシス・ウィリアムズも有名な定番品種です。丈夫で育てやすい大型種で葉色が美しいとなれば、人気があるのもうなずけますね。ギボウシの葉色は環境によって左右されます。ブルーの色をきれいに出したいのであれば、半日陰の適湿地で育てるとよいでしょう。

成長して大株になるとともに、覆輪の面積が広がっていくワイドブリム。咲き始めのクリーム色から次第に白へ覆輪の色が変化していきます。花付きがよく、カラーリーフやグランドカバーとしても安定して活躍してくれる中型の強健種ですので、初心者におすすめです。

アルボマルギナータは、環境への適応力が高く、成長も早いため、庭の空間を早く埋めたいときなどに使える利点があります。白の覆輪品種ですが、斑の入り方はその年によって異なるため、意外性を楽しめるかもしれませんね。

深い緑に白の縁取りがすっきりとした印象のフランシー。成長が早く、葉焼けしにくい丈夫な品種です。ほどよいボリュームの中型種なので、高低差のあるボーダーガーデンでも活躍してくれることでしょう。管理も簡単で初心者にもおすすめの品種です。

パトリオットは上記のフランシーの変異種です。フランシーとの違いは縁取りとなる白い部分の幅が広いところです。こちらも成長が早く白の斑が目立つ大型種ですので、暗い場所で使用すると一段と映えることでしょう。性質は強健で育て方も簡単ですので初心者にもおすすめします。