ヘブンリーブルーとはどんな植物?
ヘブンリーブルーは、西洋朝顔の種類のなかでブルー色の代表的なものです。そのきれいな空のような花色から「ソライロアサガオ」ともよばれます。サツマイモ属ヒルガオ科の一年草で、原産地は熱帯アメリカです。とても生育が旺盛で、グリーンカーテンや垣根などにも人気です。
ボタ爺
ボタニ子
ヘブンリー(heavenly)とは「天の」「天空の」「天国のような」「すばらしい」という意味だよ。
ボタ爺
西洋朝顔にはたくさん種類があって、宿根のオーシャンブルーという品種も有名だぞ。
葉の特徴
ヘブンリーブルーの葉のかたちは一般的な朝顔と違い、丸いハートです。サツマイモの葉に少し似ています。また一般的な朝顔の葉や茎には毛が生えているのに対して、ヘブンリーブルーの葉や茎には毛が生えていません。
花の特徴
ヘブンリーブルーは空色の美しい花を咲かせます。花の大きさは直径10cmほどです。また一般的な種類の朝顔が1つの花径から1輪の花を咲かすのに対し、ヘブンリーブルーは1つの花径から3〜5の花をつけるため花数が多く華やかです。
開花時期
ヘブンリーブルーの開花時期は8月のおわりから霜の降りる頃までです。霜の降りる頃とは、例えば東京の気候では11月頃です。一般的な種類の朝顔は6月下旬〜7月頃から咲き始はじめ、8月がピークで、10月頃には花が咲きおわります。一方、ヘブンリーブルーは短日開花性の植物のため、日が短くなる秋のはじめから花が咲きます。
短日開花性とは、日照時間が短くなることを葉が感じとって花を咲かせる性質のことです。短日開花性のある植物を短日植物といいます。
開花時間が長い
ヘブンリーブルーの花は、朝早くから3時頃まで花を咲かせます。秋の涼しくなった頃では、夕方頃まで開花しています。一般的な朝顔は昼前にしぼんでしまいますが、ヘブンリーブルーは開花時間が長い性質を持つ朝顔です。
1カ月ほど早く咲くアーリーヘブンリーブルーという品種もあるぞ。