ブーゲンビリアってどんな植物?
鮮やかな花色が美しいブーゲンビリア。母の日の贈り物として、カーネションとともに人気が高い植物です。沖縄県では冬の花として定番で、街のいたるところで咲き誇る姿が楽しめます。そんなブーゲンビリアの栽培に挑戦してみませんか。今回はブーゲンビリアの育て方や増やし方などを紹介します。栽培を始める前に、ブーゲンビリアとはどのような植物なのか、特徴を見てみましょう。
基本情報
科目 | オシロイバナ科ブーゲンビリア属 |
原産地 | 中央アメリカ、南アメリカ |
開花時期 | 4~5月、10~11月 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | やや弱い |
特徴
ブーゲンビリアは4~5月に花を咲かせた後、一度休眠期に入り10月頃に再び花を咲かせます。ブーゲンビリアといえば鮮やかな花色が特徴ですね。品種によっては、黄色やオレンジなどさまざまな色が楽しめます。実は花は、中心部にある小さな筒状の白い部分です。花だと思われている部分は花を包む苞で、葉が変形したものなのです。
ガーデンブーゲンビリアとは?
ガーデンブーゲンビリアはガーデニング向けに改良された品種で、寒さに強い特徴を持っています。横に広がるように成長するブーゲンビリアに対し、ガーデンブーゲンビリアはまっすぐに成長する傾向があります。丁寧に栽培管理をすれば、一冬越すこともありますよ。
ブーゲンビリアの品種
ブーゲンビリア「ブライダルブーケ」あるいは「ブライダルピンク」とも。たくさん花が付いて欲しい。 pic.twitter.com/Atld3BeB
— Madame Galen (@madamegalen6) February 17, 2013
ブーゲンビリアには原種のもの、品種改良されたもの、ガーデニングに適したものなどさまざまな品種があります。品種ごとに花色が違うので、いろいろな品種を栽培するのも楽しいですね。とくにガーデニングに適した、代表的な品種をいくつか紹介します。
品種名 | 特徴 |
---|---|
ミセスバット | 赤色が特徴的 栽培しやすく、贈り物用にも最適 |
ピンクレディー | ピンク色がかわいらしい花 母の日のプレゼントに人気 |
エリザベスアンガス | 寒さに強く、地植えに向く品種 沖縄県で見かけるほとんどが、この品種 |
サンデリアナホワイト | 白色が美しい品種。 沖縄県では「さんご礁」とも呼ばれる |
モーニンググローリー | 大型の品種でオレンジ色が特徴 環境によっては冬でも開花 |
ブライダルブーケ | 結婚式用に人気が高い珍しい八重咲きタイプ グラデーションがかかったような色合いが特徴 |
日本で新種が発見される
宮崎県にある宮崎空港では、植樹の一環としてブーゲンビリアを栽培されています。2015年に、植樹されている中に従来よりも一回り大きい新種が発見され、「エリザベスアンガス章太郎」と名づけられています。
花言葉
ブーゲンビリアの花言葉は「あなたしか見えない」や「魅力に満ちている」などじつに情熱的です。色鮮やかな姿に由来されるといわれており、海外でも情熱を表す「passion」が花言葉に使われています。花言葉を添えて、大切な人へブーゲンビリアを贈るのも素敵ですね。
それでは、ブーゲンビリアの育て方を紹介します。