サルビアの育て方
次はサルビアの栽培方法です。サルビアは開花期が長く、旺盛に成長している間、多くの水分と肥料分を必要とすることが特徴です。十分な花数を確保するため、水切れ・肥料不足には注意してくださいね。栽培環境や植え付けなどのポイントについて、順番にくわしく解説していきましょう。
育て方①栽培環境
サルビアは日光を好みます。日当たりと水はけのいい場所で育てましょう。さらに乾燥もしない場所がベターです。土質は選ばないものの、腐植質に富んだ肥よくな土が理想的です。リン酸分が多いと、花付きがよくなりますよ。基本的には一年草として扱いますが、5℃以上で管理すれば越冬も可能です。夏場、30℃を超えるとやや成長が鈍くなります。
育て方②水やり・肥料
サルビアの水やりは、一般的な草花と変わりません。表土が乾き始めたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。水切れは生育不良や下葉が枯れる原因となるため、注意してくださいね。肥料は庭植え・鉢植えいずれの場合も、定期的に施します。月に1回の置き肥か、月3回程度の液体肥料がいいでしょう。生育旺盛で開花期間も長いので、肥料が切れると弱ってしまいます。
育て方③植え付け
サルビアの植え付けには、市販の草花用培養土が使えます。赤玉土と腐葉土を配合したものでもよく育つでしょう。20℃前後で発芽するため、5月上旬ごろに種まきをします。発芽まではだいたい1週間です。乾かさないように管理して、発芽後はよく日に当ててくださいね。ポット苗の流通も多いため、こちらを利用するのも便利ですよ。
育て方④切り戻し
サルビアの花が咲き終わったあとは、葉が5枚以上ついているところで花穂ごと切り取りましょう。切ったところから新芽が伸びて、再び花を咲かせます。夏の間ずっと花を咲かせ続けると株が弱ってしまうため、8月ごろに全体の半分くらいまで切り戻します。体力が温存できて、秋以降もたくさんの花を咲かせられるようになりますよ。
8月14日の誕生花(サルビア以外)
続いて、サルビア以外の8月14日の誕生花を見ていきましょう。複数ある誕生花のうち、ここではふんわりとした色合いと集まって咲く小花が愛らしい「カノコソウ」と、ドライフラワーの花材としても活躍する「アンモビウム」をピックアップしました。特徴や花言葉について、順番に解説します。どちらも控えめで清楚な雰囲気の、とてもかわいらしい花ですよ。
8月14日の誕生花①カノコソウ
カノコソウ(鹿子草)はオミナエシ科の植物です。可憐な小花が集まって咲くようすが愛らしく、控えめな印象を与えます。花姿がシカの子どもの背中にあるまだら模様に見えることが名前の由来で、オミナエシの花にも似ているため、ハルオミナエシ(春女郎花)という別名もありますよ。花言葉は「適応力」です。
8月14日の誕生花②アンモビウム
アンモビウムはオーストラリアを原産とするキク科の花です。ギリシャ語の「ammos:砂」と「bios:生活」が語源で、砂地に自生する性質から名付けられました。乾燥させても変形せず、色合いもそれほど変わらないため、ドライフラワーにもよく利用されます。「不変の誓い」というロマンチックな花言葉は、ギフトにもぴったりですね。