10月に種まきできる花の人気品種4選!各種の開花時期や特徴を紹介!

10月に種まきできる花の人気品種4選!各種の開花時期や特徴を紹介!

10月に種まきする花は、色合いが優しいものが多く、控えめながら主役になる種類がたくさんあります。花が開花する時期や期間はさまざまのため、種まきする花は自宅の庭にあったものを選びましょう。この記事では、10月に種まきするおすすめの花を紹介します。

記事の目次

  1. 1.10月に種まきする花の特徴
  2. 2.10月に種まきできる花①カスミソウ
  3. 3.10月に種まきできる花②カンパニュラ
  4. 4.10月に種まきできる花③ネモフィラ
  5. 5.10月に種まきできる花④ニゲラ
  6. 6.10月の種まきで花のあふれる庭に!

10月に種まきできる花③ネモフィラ

特徴・開花時期

フリー写真素材ぱくたそ

科名 ムラサキ科
属名 ネモフィラ属
学名 Nemophila
英名 Baby blue eyes
和名 瑠璃唐草(ルリカラクサ)
開花時期 3月上旬~5月下旬

ネモフィラは、北アメリカが原産の一年草です。花色には紫色や黒色がありますが、淡い青色が代表的でグランドカバーとして人気があります。英名の「Baby blue eyes(赤ちゃんの瞳)」は、青い花の中心が白いことにちなんでつけられました。

花言葉

Photo byaimnotboy

ネモフィラの花言葉

  • 清々しい心
  • どこでも成功
  • 可憐

ネモフィラの花言葉の「可憐」「清々しい心」は、小柄でかわいらしい花姿からつけられました。「どこでも成功」は、ネモフィラが地面をはうように育ち、どんどん繁殖して広がる様子をあらわしています。

育て方

用土・肥料

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ネモフィラは、乾燥している用土を好みます。鉢植えで育てる場合は草花用の培養土で十分育ちます。花壇で育てる場合は、土に腐葉土を混ぜましょう。肥料は特に必要ありませんが、葉の発色が悪いときは即効性化成肥料を少量与えるのもおすすめです。

種まき・植え付け

Photo by NakaoSodanshitsu

ネモフィラは、10月~11月の秋に種まきすることで丈夫な根が育ちますが、寒冷地帯にかぎり3月~4月に種まきができます。発芽適温は約20℃です。小さめのポットに3粒ほど種まきし、かるく土をかぶせます。約10日ほどで発芽します。発芽までは、土が乾燥しないように注意しましょう。発芽後は、約10cmの間をあけて植え付けてください。

栽培環境

フリー写真素材ぱくたそ

ネモフィラは、日当たりがよくて風がよく通る場所で育てます。耐寒性がある花ですが、12月の寒い時期は霜に注意しましょう。−5℃を下回るときは、腐葉土で根元を覆い、寒さ対策をします。

水やり

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ネモフィラは、高温多湿では根腐れを起こします。用土が乾燥したら、根本にたっぷりと水やりをしましょう。庭や花壇で育てる場合は、水やりをしなくても雨の量で十分です。管理はそこまで難しくないため、ガーデニング初心者でも簡単に花を咲かせられます。

お手入れ・植え替え

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ネモフィラは、枯れた花を取り除くことで開花時期や花の量に差がでます。こまめに咲き終わった花を取り除きましょう。また、根が傷つきやすい直根性のため植え替えはしません。一度植えたら基本的に移動させないことから、庭や花壇に植え付ける際は場所を考慮しましょう。

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10月に種まきできる花④ニゲラ

特徴・開花時期

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

科名 キンボウケ科
属名 クロタネソウ属
学名 Nigella
英名 Love in a mist
和名 黒種草(クロタネソウ)
開花時期 4月上旬~6月上旬

ニゲラは、春の季節に咲くふわふわの花が特徴です。日本では江戸時代から親しまれてきました。インドでは料理に使われ、辛味をつけるときに使用されます。ニゲラという名前は、ラテン語で「黒」という意味で、種が黒いことが由来です。

花言葉

Photo bymakamuki0

ニゲラの花言葉

  • 当惑
  • ひそかな喜び
  • 夢であいましょう
  • 深い愛

ニゲラの花言葉は、英名の「Love in a mist(霧のなかの恋)」にちなんだものがつけられています。幻想的な花言葉が多く、ニゲラの花姿にぴったりです。

育て方

用土・肥料

Photo by kanonn

ニゲラは草花用の培養土で丈夫に育ちます。地植えする場合は、酸性土壌で育てると花つきが悪くなるため、有機石灰で中和してから種まきし、暖効性化成肥料を混ぜましょう。追肥は必要ありませんが、様子をみて液体肥料を与えます。

種まき・植え付け

Photo byAndhoj

ニゲラの種まきは、基本的に9月中旬~10月の秋にしますが、寒冷地帯では3月~4月の春まきも可能です。庭や花壇で育てる場合は、約20cmの間隔をあけて種まきしましょう。日光が当たると発芽しないため、種をまいたら土をしっかりかぶせると約10日ほどで発芽します。ポットを使って発芽させた場合は、本葉が3枚ほどになったら鉢植えか、庭や花壇に植え付けましょう。

置き場所

Photo byLunarSeaArt

ニゲラは、日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。耐寒性が強く、12月の気温でも元気に育ちます。耐暑性は弱いため、夏の季節は直射日光が当たらない半日蔭に移動させましょう。

水やり

Photo byulleo

ニゲラの水やりは、庭や花壇で育てる場合は必要ありません。鉢植えの場合は、土は乾いたらたっぷりと水を与えましょう。ポイントは、茎の根元部分に水をかけることです。葉に水がかかると蒸れてしまうため注意します。

お手入れ・植え替え

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ニゲラは、枯れた花を取り除いたり剪定したりする必要はなく、放っておいても丈夫に育つ種類です。11月ごろにはアブラムシがつきやすくなるため、あらかじめ防虫剤を散布しましょう。

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10月の種まきで花のあふれる庭に!

Photo by daita

10月に種まきできる花は、主役になるものから寄せ植えしやすいものまであり、育てやすいことが特徴です。冬のあいだも観賞できたり、切り花やドライフラワーにしたりするなど、楽しみ方はさまざまです。ぜひ10月に種まきをして、美しい花を育ててみてください。

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あゆ
ライター

あゆ

初めまして。花の栽培や、花言葉について調べたり、育てたりすることが大好きです。記事を読んでいただき、ありがとうございます。どんな方にでも見やすい記事を書いていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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