1月に種まきできる花の人気品種5選!各種の開花時期や特徴を紹介!

1月に種まきできる花の人気品種5選!各種の開花時期や特徴を紹介!

1月が種まきの適期にあたる花は非常に少ないです。しかし、本来の種まき時期とは違っても、上手に育てれば1月に種まきできる花もあります。この記事で紹介するのは、そのような花を含む人気5品種です。それぞれの特徴や開花時期、種まきの仕方なども解説します。

記事の目次

  1. 1.1月の種まき
  2. 2.1月の種まきで栽培を成功させるには
  3. 3.1月に種まきできる花5選
  4. 4.まとめ

カーネーション

Photo byPezibear

カーネーションは切り花としても人気が高く、母の日に贈られる代表的な花です。カーネーションの種まきは、暖地では2~3月初旬、温暖地では2月下旬~3月、寒冷地では3~4月が適しています。発芽適温は15~20℃で1月の種まきには保温が必要です。耐寒性が強く生育適温は10~25℃です。

特徴・開花時期

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学名 Dianthus caryophyllus
科名・属名 ナデシコ科 ・ナデシコ属(ダイアンサス属)
開花時期 四季咲き性(主に4~6月)
花言葉 赤:母への愛、白:純粋な愛、ピンク:女性の愛など

カーネーションは南ヨーロッパ・西アジア原産の多年草です。花は独特な香りがあり、フリルのように波打つ花びらが重なり合っています。花径は小さなものから5cm前後のものまでさまざまです。花色は赤・ピンク・白・黄色・複色などで、花色によって花言葉が違います。草丈は10~50cmです。

種まき

Photo byCapri23auto

育苗ポットなどで深さ5mmほどの穴に2粒ずつ種をまきます。間引きのときの根のダメージを防ぐため、この2粒は重ならないようにしましょう。1月の種まきでは暖かい場所で保温しながら育てます。発芽日数は約1週間で、発芽までは土を乾かさないよう頻繁に水やりしてください。発芽後、双葉が完全に開いたら1本を残して間引きます。

植えつけ

Photo byVesna_Pixi

本葉が2~3枚になり育苗ポット内に根が回った頃、庭や鉢などに植えつけます。株間の目安は約25cmです。定期的に肥料を施すと根張りや葉の色つやがよくなります。花がらはこまめに摘み取りましょう。翌年もまた花を楽しむためには寒い地域では冬越し、暖かい地域では夏越しが重要です。冬は寒さ対策などを施し、夏は涼しいところで管理しましょう。

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キンギョソウ

Photo by Dakiny

キンギョソウは種から育てやすく、切り花としても人気の花です。開花期が長く花がほぼ周年咲きます。種まき時期は、暖かい地域では2月下旬~4月上旬、寒い地域では4月上旬~5月中旬です。1月の種まきでは保温しながら育てましょう。発芽適温は20℃前後で生育適温は15~20℃です。多湿に弱く夏越しが難しいため、一般的には一年草として扱われます。

特徴・開花時期

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学名 Antirrhinum majus
科名・属名 オオバコ科・キンギョソウ属
開花時期 ほぼ周年(主に4~6月)
花言葉 日本:おしゃべり・おせっかいなど
西洋:graciousness(上品さ・優雅さ)・deception(ごまかし)など

キンギョソウの特徴は金魚のようなふっくらとした花の形です。白・赤・黄色・オレンジ・複色などの花色はとても鮮やかで、八重咲きの品種などもあります。草丈は品種によって小型のものから1m以上のものまでさまざまです。なお、花の形が龍にも似ていることから英語では「スナップドラゴン」と呼ばれます。花言葉も日本と西洋とでは違います。

種まき

Photo bydesignerdan

キンギョソウの種は細かいため、市販の種まき用の土を使用するのがおすすめです。育苗ポットなどに種をまけば1週間ほどで発芽します。発芽に光が必要な好光性種子なので覆土はしません。種まき後は土を乾かさないよう頻繁に水やりし、本葉が4枚ぐらいになったら鉢上げします。1月の種まきでは、発芽適温(20℃前後)を目安に保温しましょう。

植えつけ

Photo byCapri23auto

3~5月に庭や鉢などに植えつけます。株間の目安は約12cmです。キンギョソウは日当たりや水はけのよい環境を好みます。苗が小さいうちは土を乾かさないよう管理し、その後は乾燥気味に育てます。庭植えでは、肥料はほとんど必要ありません。鉢植えでは春と秋に少量ずつ肥料を施しましょう。キンギョソウは耐寒性が強く-5℃前後まで耐えられます。

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ツワブキ

Photo by houroumono

ツワブキは、日本では東北地方南部から九州に自生しています。日本の気候に適しており初心者でも育てやすいです。ツワブキの種まき時期は2~3月なので、1月に種をまく場合は保温しながら育てましょう。寒い季節に開花し、冬の庭を彩る花としてもおすすめです。なお、種は一般的には市販されていないため、花後の綿毛から採取しましょう。

特徴・開花時期

Photo by houroumono

学名 Farfugium japonicum
科名・属名 キク科・ツワブキ属
開花時期 10~12月
花言葉 謙譲・困難に負けないなど

ツワブキは常緑の多年草です。草丈20~50cmで茎や葉がフキによく似ています。花は10~30輪まとまって咲き、花径は3cmほどです。花色は一般的な黄色以外に白やオレンジなどもあります。茎は食用可能で昔から九州などで食べられてきました。そのため、山菜としてもおすすめです。葉は直径約20cmでまるくてツヤがあります。

種まき

Photo by harum.koh

適期である2~3月なら庭に直まきも可能ですが、1月に種をまく場合は育苗ポットなどにまくか、鉢植えにして暖かい室内などで管理しましょう。覆土は綿毛が隠れる程度に薄く施します。発芽まで水を切らさないよう管理しましょう。種から育てると開花まで2~3年かかるのでじっくりと栽培を楽しめます。

植えつけ

Photo by naitokz

植えつけは真冬の寒い季節を除けばいつでも可能です。ツワブキは日なたや明るい日陰を好み、土質を問わずよく育ちます。鉢植えでは、土の表面が乾いたら水をあげ、4~9月に月1回ほど肥料を施してください。庭植えでは、基本的に水やり不要で、肥料も元肥のみで追肥はほとんど必要ありません。なお、鉢植えの場合、毎年か1年おきに植え替えましょう。

ボタニ子

ボタニ子

ツワブキの茎はよくあく抜きしてから佃煮(きゃらぶき)にするのがおすすめです。

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まとめ

Photo byVitamin

寒い季節の種まきは、暖かい季節よりも難しめです。しかし、あえて冬に種をまくことでメリットが得られる場合もあります。例えば、春にまく種を冬にまけば、品種によっては通常よりも早くから花を楽しんだり、株を大きく育てたりできます。1月でも保温すれば育てやすい品種(主に12月や2月が種まき時期の品種)もあるので、真冬の季節でも園芸を楽しみましょう。

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しましま
ライター

しましま

植物を好きになったきっかけは、15年くらい前にたまたま駅でもらった花の種を植えてみたことです。それ以来、観葉植物の栽培とアロマテラピー(AEAJアロマテラピー検定1級)が趣味です。ここ数年はベランダで家庭菜園も楽しんでいます。

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