サネカズラ(実葛)とは?花や実など植物としての特徴や利用方法を紹介!

サネカズラ(実葛)とは?花や実など植物としての特徴や利用方法を紹介!

ラズベリーに似た真っ赤な果実が印象的なサネカズラの実は、おいしそうですが、食べられません。サネカズラの花や実、そして樹皮など植物としての特徴、ビナンカズラとも呼ばれる理由、生薬や民間薬としての利用法などを詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.サネカズラとは
  2. 2.サネカズラの利用方法
  3. 3.サネカズラの育て方
  4. 4.まとめ

サネカズラの育て方

適した環境

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耐寒性がやや低いので、暖かい気候と風通しのよい場所を好みます。日なたを好みますが、半日陰でもよく成長し、土質も選ばずよく育ちます。関東以西なら屋外でも十分育ちますが、寒冷地の場合は冬は寒さから保護することが必要です。

水やり

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水を好むので、水を切らさないようしっかりと水を与えます。開花から結実までは特に重要な時期です。水が不足すると花や実が落ちてしまうことがあるので注意してください。春は1日1~2回、夏は日に2~3回、冬は3日に1回を目安に水を与えます。地植えなら基本的に水やりは不要です。

肥料

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サネカズラは多くの肥料を必要とする植物ではありません。逆に肥料を与えすぎると実が落ちたり、根腐れするなどトラブルの原因になることもあるので注意が必要です。春先(4月ごろ)に新芽がつき始めたら、薄めた液肥を与え、開花から結実までは肥料は与えず有機肥料を与えます。

植え付けと植え替え

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地植えでも鉢植えでも、サネカズラの植え付けの適期は3~4月です。用土を選ぶ植物ではないので、あまり細かく考える必要はありませんが、根鉢をこわさないように注意が必要です。植え替えは鉢植えなら2~3年に1度、ミニ盆栽などの小さな鉢なら毎年植え替えが必要です。

剪定

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剪定の適期は2~3月です。花がつくのは短いつるなので、長いつるは1~2芽を残して切り取ってしまってもよいでしょう。強く剪定することで実のつきがよくなります。盆栽など小さく育てたい場合は、長くのびたつるを切り取ります。

増やし方

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挿し木や株分けで増やせるので、庭木や生け垣として栽培できます。挿し木の適期は5~6月で、その年に新しく伸びた枝を使いましょう。10~15cmの長さに切り取ったら水あげして、挿し木用の土に挿しましょう。発根するまでは水をきらさないようにして、直射日光があたらない半日陰で管理します。

まとめ

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個性的な真っ赤な実が印象的なサネカズラについてご紹介しました。昔の男性が美男になるためのヘアスタイリング剤として使った植物サネカズラは、生薬としても効果を発揮します。見ても、塗っても、飲んでも役立つサネカズラを利用してみてはいかがでしょうか。

Frankincense
ライター

Frankincense

オーガニックコスメのスキンケアデザイナー。スキンケアは食べることからはじまると考えています。体の内側と外側からのスキンケアに使用する植物について興味があります。

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